噂に聞いていた老舗のラーメン屋さん「マーちゃん」。コトデン踏切の近くにあり改装されてこぎれいになっているが昔はかなりディープな雰囲気で、車が突っ込んで店が壊れたというハナシも聞いた。
夕方５時から営業なのでなかなか訪れる機会がない。開店まぎわに行くとちょうどのれんを掛けているところだったが、店主と思われたその人はお客さんだったw。
中は意外に広く、中央のステンレスのテーブルと半長椅子が特徴的。ステンレステーブル手前にはおでんの角鍋が組み込まれて、各自セルフで取る讃岐スタイル。
でも、名物の焼き豆腐おでんは注文してわけてもらう。芥子味噌がたっぷり。常連さんは皆、これでビールや酎ハイなどを飲っている。
おでんも３種食べてみる。なかなか美味しい。
値段は安い。なにしろ開店と同時にお客がどんどん入ってくる。おでんを食べているとほぼ満席になってしまった（驚）。おおきな密封容器を持参しておでんを持ち帰るおじさんもいる。ガラスケースの中にはちらし寿司とおにぎり。
で、皆さん〆には当然「中華そば」。サイズが大・中・小とある。私はおでんとビールでお腹は満たされたので「小」をたのむ。香りはすごくいい。レンゲが付いてこないのでスープは丼を持って啜らなければならない。けっこう脂浮き浮きで、ちょっと魔的な香りがある。手前の黒いのは日高昆布をとろとろに煮込んだような感じのもの。
麺は固めで注文。普通の細麺、もうホントに昔の町の中華屋さんという感じ、美味しい・・・。ふと、尾道ラーメンを思い出した。あれほどアブラーではないけれど似ている。
チェーシューは脂っ気全然なし。薄切りのハムのよう。メンマは柔らかめ。お年寄りも喜びそう。しかし、やっぱり強烈な個性がある。単なるあっさり鶏ガラを期待して行くと裏切られるかもしれない。
私はまた行くと思う（笑）。
ところで私の少年の頃のあだ名はマーちゃんであった。だから今日は「マーちゃん、マーちゃんへ行く」なのであったw。