いちど宿毛に戻って愛南町に向かう。人工林が増えてくるが、照葉樹が蚕食している様子がうかがえる。

南の山のエネルギ―を感じさせる光景だ。

町なかにある40番札所「観自在寺」。
修行の道場(土佐)から菩提の道場(愛媛)に変わって最初の霊場である。ここは徳島の1番「霊山寺」から最も遠い札所なので「四国霊場の裏関所」と呼ばれる。
ちなみに「関所寺」とは、弘法大師の審判を受ける所で、邪心をいだくものはここで必ず罰を受け、山門から先には進めないといういわれを持つ寺で、19番立江寺、27番神峯寺、60番横峰寺、66番雲辺寺の4箇所だそうだ。私(←邪心ややありw)はすでに雲辺寺は行ったことがあるw

仁王様はちょっとユニークな板っぽい造形。

なんとなく広々した明るい境内なのは、石敷が多く、緑は芝生を多用しているから?

本堂はコンクリート造だった。昭和34年(1959年、私が生まれた年だ)に失火で本堂を焼失し、その後に建立されたもの。

大師堂。1番札所以外は出たとこ勝負の行き当たりばったり打ちを続けてここで納経は13番目。だが、やはり般若心経を読むのはたどたどしい。

大師堂の賽銭箱の上に法具が置かれている。弘法大師の重要な密教アイテムの一つ。だからこれに触るとお大師様と結ばれるということらしい。

八体仏十二支守り本尊。手前に水流とひしゃくがあり、自分の干支の石仏(私は亥なので阿弥陀如来)に水をかける。

ちょっと気になる平城天皇の遺髪塚。806年「薬子の変」で出家して決着をつけたといういわくの天皇。

ここには宿坊がある。ちょっと学校や病院みたいな風情のない建造物。


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さあて、宇和島まで行って昼飯。しかしお城撮るのに電信柱と電線がじゃまだ~。ムダな土木工事をやめてこの埋設工事を先にやろうよ~。

牛鬼と呼ばれる担ぎもの。赤胴の他にシュロの皮のものがあるらしい。お祭りは毎年7月22~24日に開催。

宇和島~八幡浜にはちゃんぽん文化があるんですね。宇和島の老舗「菊屋」。う~ん、池波正太郎が絶対好きになりそうな店構えw。

ちゃんぽん中(1.5玉)900円。

おう、旨いね。麺がけっこう硬めでぷりぷり。野菜はかなり多め。モヤシが極細のシャリシャリ系。スープは九州とんこつの白濁系ではなく、あっさり塩味だが、飽きさせない旨味を持っている。

うむ。これはいい。スープまで全部飲んじゃった♬ 値段がちと高いけど。
カレーうどんも人気メニューらしい。宇和島だから魚介出汁をしこたま贅沢に使っているはず。いいねえ、こんな老舗が残っているなんて。
また来るぞ=♬