準巡りでも逆打ちでもなく、気になったところからテキトーに巡って行き、年内にすべて回る予定の車遍路。立江寺は19番札所だが、私たちはここは58寺目になる。
意外にも住宅地の中で駐車場を探すのに苦労した。
山門の仁王さんは木造でかなり古び、木が傷んでいる。徳島のこの辺りも雨と湿気が厳しいところなのだろう。
鐘木は珍しくスギの木のようだった。
本堂。手前にサルスベリ咲く。昭和49年の火災で消失後再建されたもので、木造だが基壇はコンクリート造になっている。
線香立ての足。
本堂の土間にびんずる様が。天井に絵。壁に龍の彫り物。
鳥避けなのかテグスが張ってある。
大師堂。この横に「黒髪堂」といって、お京という不義をした女性の髪が肉ごと剥ぎ取られたという怪異譚にまつわるお堂が建っている。立江寺は88箇所中4つある関所の一つで、罪人や邪心を持った人は寺の中に入ることができないなどといわれている。
本尊は延命地蔵菩薩。お姿がかわいい♬ 本尊真言は「おん かかかびさんまえい そわか」となんだか楽しい響きを持っている。