所用で関東を廻って、京都でyuiさん運転の車に合流し、和歌山へ。
熊野、ひさしぶり♬。ヒノキが枯れていた。今年は雨が少なく、乾燥でキクイムシが入っているらしい。
中辺路の滝尻崩壊地は工事が進んで透過型砂防堰堤が進行中だった。
今回は炭やき師のT氏が窯を補修するのを取材に行ったのだが、その窯に使う土がこれ。
地元の山の土です。赤土。これが熊野の山林の地山にた~くさんあるのだ。
こんな地山(じやま)に挿し木苗のスギや、実生だけど直根を切ったヒノキを植えて、それも超密植で植えて、間伐が遅れて、根が浅い線香林になって・・・。そりゃ集中豪雨がきたら崩れるよ。
人工林伐採跡地に自然に生えてきた広葉樹です。伐ればいい。伐採で環境が明るくなったとき自然に生えてくる先駆的な樹木(パイオニアツリー)は深根性で斜面の崩壊を防ぎます。たとえばアカメガシワ、ハゼノキ、カラスザンショウ、ネムノキなど。
ササユリは私が最も好きな花の一つだ。森林ボランティアで飛騨高山の下草刈りをやったときに出会い、九州の大崩山の縦走でも出会った。和歌山県の市町村でササユリをシンボル花にしているところは多い。熊野の花なのだ。
東日本はヤマユリ、西日本はササユリ、って知ってた? ところで日本のユリは世界的に有名で、西洋品種はそれを品種改良したものなのだ。日本はユリの王国なんだよ(こちら)。
熊野の友達が「ササユリの花をちぎって車の中に入れておくとそれはそれはすばらしい香りで・・・」なんて言っていたよ。
ササユリといえば吉永小百合。なはたいをあらわす♬