先月下旬、香川広告協会の事務局から会員向けセミナーに参加してくれないかと連絡があった。講師の小林新也氏(合同会社里山インストール代表社員)が僕の本の読者で活動にも非常に興味を持っているのでセミナー翌日にも会いたいという。
会場は木太町にある高松国際ホテルで、彼の1時間半ほどの講演を聞いた。クリエイティブディレクター・デザイナーである彼のやっていることは多彩で、とてもこのブログでは書ききれないのだが、若い刃物職人継承者を育成して製品を海外に販売していたり、島根の温泉津では「時津風(ときつかぜ)」という古民家を改装したギャラリー&ショップやカフェバーや地元素材を使ったサウナを作ったりしている。
僕がまず引っかかったのは先月、高松市の鍛冶屋のおやじさんが亡くなってしまったことだ(後継者がいないと聞いていたので探せるといいな・・・と心の片隅で思い続けていたのだ)。これで香川県唯一の鍛冶屋が消滅することになる。
そして島根の「時津風」が、これから僕らが多度津で展開していこうとしているモデルに共通するものを感じたのである。それだけではなく彼とその仲間が「里山インストール」という会社を立ち上げて広大な山林を購入し、ものづくりの自給率を上げる実践を始めている。
講演後、主催者のはからいで控え室で会談することになり、小林さんの要望は僕に山林の管理手法ほかもろもろを指導して欲しいということだった。僕はまずアトリエの建物と囲炉裏暖炉を見せたいな・・・と思い明日の午後遊びに来るように言った。
あとで知ったのだが小林さんは3年ほど前にメッセンジャー経由で僕に当時の活動内容などを送ってくれていたのだ。
夜はうすい割り下ですき焼き。
シメにうどんは滅多にやらないのだが、頂き物の亀城庵のうどんがあったので♬