森の踏査/風を通す(タマリンの森MAP)


午後から畑地と森へ再び。下のため池のあるビワ畑まで、やぶこぎして抜けてみたい。とにかくササよりも厄介なのはイバラである。それでも以前は畑や小屋を作っていた場所なので猛烈なヤブというほどではない、

クリの木が残されたちょっと広々としたところに出る。蜂箱が置かれていた。以前、請われて置いたものだという。ニホンミツバチ用の継箱である。数個置かれていたがハチは入っていなかった。

横に抜けると小さなため池があるが、水が入っていない。水栓が出てこないかと草刈りして探してみたがわからなかった。

さらに下ると小屋の潰れた跡に出た。

水栓もあった。

この一帯にベルトのようにきれいなマダケの列が並んでいた。

最後のヤブはなかなかだった。光と風が当たるのでツル植物が猛繁殖するのだ。コンクリート擁壁の空気止めも影響しているだろう。ビワ畑に降りる。すぐ下に小さなため池がある。

ここには水が入っているが、かなり泥が溜まっているようだ。止水栓も確認できた。

地理院地図からマップを起こしてみた。赤点線が今回の踏査ルートである。

国土地理院地図を改変

正面に讃岐富士が見える。

放置田。水はこの2つのため池を使うしかない。きびしそうだけど・・・ここで自然農の米ができたらすばらしい。

センダンの場所まで戻ると陽が差して枝葉が輝いている。

メンバー全員で記念写真。ここで最後まで畑をやっていたという、Yさん実家の近所のおばあちゃんが自転車でやってきてくれて、差し入れまで頂いてしまった。

帰り道、サニリリにぶどう園候補地を見てもらう。

そして海岸寺へ。ド干潮だった。リリーさんが海藻を拾い始める。肥料にするんだとか。

こうして4日間の多度津ツアーが終了。古民家再生と畑と森と田んぼ、果樹園と海、うまく繋げれば町おこしを見据えた事業を展開できそうな、なかなか壮大なプロジェクトである。原生的な森が残った小さな丘という無垢の系、瀬戸内海が近いという魅力。ため池を再生して在来種を呼び戻すようなアイデアも浮かんでくる。

夜は酒井さんの手作り自然食で。毎度、この食事だけでも魅力の多度津ツアーである。


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