自家製「シズの干物」を食す


自家製シズの干物(ピチット)開封。まだ炭をおこすには暑すぎるのでガスで焼いた。

小さくて薄くてペラペラ。。。。だけど美味しい。塩サバも大好きだけど、白身のシズの干物はその対極にある味わいだ。シズは和名はイボダイといい、僕は関東時代は魚屋でも出会ったことがなく、西日本に引っ越して初めて知った味である。

淡白だが深い味わいがある。カマスも白身の干物だが、肉質はよりきめ細かく柔らかく、高貴な感じがする。水分はけっこう多くて、ピチットは3日でぶよぶよに水を吸っていた。

さて釣り人の目からみてシズはどうか? こいつを釣るのは難しい。成魚は水深20m〜150mの海底付近に生息していて、瀬戸内では底引き網で獲る魚なのだ。でも夜になるとエサを求めて海面や防波堤の近くまで回遊してくるらしい。

大きなシズは、スーパーではほとんど手に入らない。高級干物に化けてしまうからである。徳島ではシズをボウゼと呼び、背開きして姿寿司として用いられる「ぼうぜずし」が郷土料理になっており、名物のスダチと合わせて親しまれている。

ボウゼの姿寿司(すだちのいろは)

ピチットから全部外して残りは フードセーバーで真空パックして冷凍庫に入れた。こうすると相当長く保つ。しかし、シズ本体よりも加工用パックの用具代のほうが高くついちゃうんだよな(笑)。ともあれ、いちど分厚〜いシズの干物を食ってみたいもんだなw。


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