玄関のコデマリが咲いた。切り花を仏花にしたのだがどうしても花瓶に入る下の部分は切り捨てねばならない。それがもったいなくて、ガラスのお猪口に飾ってみた。窓台に飾るとなかなか良いね。
今日も庭の野草。タンポポとヨモギ。そろそろアクが強くなってくる時期。水晒しの次に醤油洗いを追加。
タンポポは辛子酢味噌和えと、
胡麻和えを食べ比べてみる。
夜はまたニラのチヂミ。まいど葉緑素の摂りまくりだが、ここで気をつけねばならないのは野草の多くは(というか野菜全般に)陰性が強い・・・ということである。だから、できるだけ陽の作用を料理に込める必要がある。
陽性の作用とは「火を入れる」「水分を抜く」「ゴマや味噌、醤油、塩などを合わせる」などである。ちなみに食用油は陰性でかつ全体食から外れた抽出物である。そして加熱によって酸化しやすい。だからなんでも天ぷらにすれば、油で炒めればいいというものではない。
さらに山菜や野草がすべて身体にいい・・・というわけでは決してない(たとえばタラノメやワラビは極陰性)。とくに生食は厳禁である場合が多い。戦前までの日本人は野菜を生で食べる習慣はなかった。肉食民族の欧米人は極陽の肉に極陰の生野菜を合わせる必要があったのだ。
それを僕らは押し付けられ、またはカッコいいと思って、そして便利さもあって(ドレッシングやマヨネースで気軽に食べれる)真似をしている。肉抜きサラダは危険であり、日本のベジタリアン・ヴィーガンは山菜や野草・野菜を「陽」に変えて食べることがとても大切なのだ。
では陽性の肉を食べればいいじゃないか? と思うだろう。ところが肉は腸内で腐る。しかも現代畜産の肉は極めて不健康に育てられて屠畜されている。乳製品もそうだ。
代わって日本人に超重要なのは海藻だろう。
ボタンがいよいよ開花。