Gomyo倶楽部には7枚の棚田があり、昨年は3種のコメを作った。毎年のスタンダードは新撰田の「イセヒカリ」、No.2は「いのちの壱」(商標名/龍の瞳)、そして欠かさないのは古代米のもち米「赤米」である。イセヒカリは1989年に伊勢神宮の神田で発見された新品種、「いのちの壱」は2000年に岐阜県下呂市で生まれたやはり新品種だ。
イセヒカリは稲作りの象徴として、伊勢神宮に奉納するコメとして作っているという意味もあるのだが、「いのちの壱」はとにかく白米にして食べるとびっくりするくらい美味しい。粒が大きいのでもみすりに苦労するのだが・・・。
そういえば新米が手元にあるのに、玄米食に入れ込んだりしているものだから、まだ「いのちの壱」の封を開けていない。新米の香りがするうちにと思い、今日は「いのちの壱」を精米して食べてみた。冷凍室にまだ小豆島放牧豚が残っていたのでナント〜久々にトンカツ(!)にして白米に合わせてみた。
ひさびさにお肉扱ったのでドギマギしたのと卵を使わなかったせいかコロモが剥がれてしまったw。
「いのちの壱」はやはり香りも味もすばらしく旨い・・・。玄米は玄米で旨いのだが、白米はまた別の美味しさだ。しかし、肉の方はさすがにちょと冷凍期間が長すぎたかな、あまり美味しく感じなかった。
「いのちの壱」は朝3合炊いたのだが、夜に全部食べきってしまった。白米はがんがん食べれる。夜のおかずは全部ベジだったのだが、まあ、身体には悪いわけだ・・・(笑)。
それにしても、お肉に対する欲求はないわけではないのだが、実際口にするとそうでもないのだった。Gomyo倶楽部ではシシ肉が出れば味見程度に食べているし、これからも付き合いなどの機会があれば食べることもあるだろう(飲酒も?)けど。
実感として肉をやめる効果はいろいろある。
1)体臭がなくなる
2)腸内細菌の活性化(うんちの状態で見てとれる)
3)買い物の回数が減る(お金を使わなくなる)
4)冷蔵庫の中がスッキリ(食べ忘れて期限切れ・・・の心配がない)
5)罪悪感から解放されて心穏やか
6)やせ型体重を労せずキープ
あと陰陽の原理からすると、極陽の肉を食べると反作用で極陰の砂糖・アルコール・アイスクリームなどが食べたくなるのだが、これらの欲求がなくなる、ということもある(これがまた健康に寄る要因の一つになる)。
料理に関していうと、肉・魚・卵など肉食系の料理はある種の気合いが要るのでけっこう疲れる(とくに魚介の解体に関してはそう)が、穀類・野菜に関してはずっとストレスが軽いし、脂もないので洗い物も楽。
とにかく無農薬野菜、穀類、本物の調味料、発酵食品・・・それらはかなり美味しいのである。それも深みのある心底感動できるおいしさなのである。あと昔マクロビをやっていたときも感じていたことだが、感覚や直感が鋭敏になる。
それでも「とんきのトンカツをまた食べたくないのか?」と聞かれたら「う〜ん・・・」と考えなくもないのだがww、でも先日アジャンタのベジ・カレーを食べたら激ウマだったので、外食グルメに関してこれからは「優れたベジ料理」を探せばいいいや、という道もある(笑)。