『若林友子の毒消し料理』の表紙写真にも使われ、その内容にも筆頭で紹介されているのが「玉ねぎの素焼き」である。七輪の炭火で厚さ1㎝に輪切りしたタマネギの片側に塩をすりつけ、両面をこんがり焼き、ユズやスダチなどの柑橘をしぼって食べる。ただそれだけ。が、これが実際やってみると驚くほど美味い・・・。
いま、香川では自家消費しきれない柚子などが方々からやってくるので、ちょうどよいのだが、炭火がない人はガスコンロで焼き網を温めてやってもよい。
この本、他にもネギ、ダイコン、シソなど畑でかんたんに作れる野菜で、シンプルなんだけど様々な料理が紹介されていて興味深い。さいしょ図書館で借りたが、すぐにAmazonで新品を購入した(ちなみに、最近の古書はページをめくると柔軟剤の嫌な臭いが付いていたりして耐えきれないものがある)。
この本はこれまで散々肉食・魚食をやってきた人がベジ・ヴィーガンに移行するとき、必読の本であると思う。加えて現代的に編み直された陰陽理論が学べる。
しかし、やはり炭火は良いなぁ。七輪、買ってしまいそうだ(笑)。