大阪〜八屋戸/「囲炉裏暖炉のある家@滋賀」イベント前夜


前日、直前になって和歌山のT君が撮影に来てくれることになった。大阪駅で待ち合わせ。大阪の市街地を走るのは久しぶりだな。

スマホでやりとりして、那智の滝の近くという熊野の最奥から電車でやってきたT君となんとか合流し、彼を助手席にのせて近況報告をかわしながら滋賀大津のHACHIYADO339へ。

明日から2日間、「大内正伸と作る”囲炉裏暖炉のある家@滋賀”」が始まる。ここHACHIYADO339に囲炉裏暖炉2号を作る過程を、僕のワークショップを通して制作していくというビッグな企画である。

が、参加者の申し込みが少ない・・・。僕はいいとして、主催者のイタル君たちは金銭的にも大変だろう。だが、彼らはどんなことがあってもやる気である。最初のマニュフェストに

「誰かの人生を変えてしまったり、地球の未來を変えてしまったりするほどの大切な學びがここにあると、ワタシたちは真剣に考えています。」

Photo & digital design by MASANOBU OHUCHI

と書かれている通り、ただカフェの目玉にするとか自分たちが炎でまったりするとか、けっしてそれだけではない。ここ八屋戸の流域、比良山地第二の高峰”蓬莱山”から琵琶湖へくだる流域には、ブナの大樹から荒廃人工林、そして棚田と湖が一直線に続いている。

まるで日本の自然と現代の縮図をみるようなこの場所に、いまも滔々と水が流れ、祭りを待つ社が立ち、田んぼをうるおしながら、琵琶湖へと命の水が湧き出ている。僕らはここに囲炉裏暖炉の火をともすことで、その問題と美しさを感受し、行動し、発信していく。

高島の薪ストーブ屋のI君も駆けつけてくれ、皆で鍋を囲みながら、深夜まで作戦会議が続くのであった。


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