私立図書館のあるビルは「サンクリスタル高松」といっていかにもバブリーでポストモダンチックなガラス建築なんだけど、その4Fに「高松歴史資料館」があって、ときどき特別展をやったりしている。
今回は収蔵品展「旅でたどる江戸時代」をやっていたので、本を返しにいったついでに入館。これが、当たりだった(笑)❣️
どうです?コレ。友鳴松旭『大日本早見道中記』(三河屋鉄五郎版)。江戸後期の折りたたみ式ガイドブック♬
江戸の旅ブームのなか、これを懐中に歩いていた人がいたのかな。
わが讃岐はこんな表記。僕の住む「香西」地区も名前あり。屋島(八シマ)は当時は島だったことがわかる。
僕は江戸時代の浮世絵、鈴木春信(1725〜1770)や、山東京伝(さんとう・きょうでん/1761〜1816)なんかの黄表紙が好きで、手書きの山岳紀行を創作していたときに参考にひもといたりした。
こちらは『東海道中膝栗毛』(とうかいどうちゅうひざくりげ)で有名な十返舎 一九(じっぺんしゃ いっく/1765〜1831)の讃岐物の作品。
上が金毘羅さんの膝栗毛(ひざくりげ/徒歩で旅すること)、下が四国遍路について書かれた書物。面白そうだな〜。
ん〜、原文読んでみたい・・・
『讃岐国名所図会』。いま現代語訳で読んだらいろいろ参考になりそう。
八栗の五剣山がリアルなタッチで描かれている(版画だけど)。当時の見開き図版はノドのところで罫線で見切りをつけるのが慣例なのね。単色刷りだからけっこう量産できたのかもしれない。しかし、図書館の建物にこんな収蔵品があったなんて・・・。
まあ香川はアート県ですから。お隣の部屋ではこんな展示も。「デザイン知事」と呼ばれ、香川県内のアート志向に大きな影響を与えた金子正則、彼の愛した品物が・・・内容はインスタとFacebookにアップしたのでそちらを見てね♬