Gomyo倶楽部、秋から冬へ


Gomyo倶楽部の定例活動日、今日はイベント「五名の棚田体験会」シリーズの第三回目(最終回)でテーマは「土作り」だった。・・・のだが、僕は朝方畑に出て昨日人からもらったタマネギ苗などを植え付けしていたら遅くなってしまい、到着したらN先生が作業内容を解説しているところだった。

なんとかタッチ交代で挨拶には間に合って、めいめいに作業開始。とはいえ、イベントの時は僕は撮影と薪火の担当になってしまうのだ。今回は猪肉入りの手打ちうどん。それでも準備は皆が手分けしてやってくれているので助かる。

今回、前に僕の講演会に来てくれた林業女子のMさんが初参加してくれた。4年前、「国営讃岐まんのう公園」で行った講演会で、表紙がふやけるまで使い込んだ僕の著書にサインを頼まれたことをよく覚えていて、懐かしく笑いあった。

「国営讃岐まんのう公園」講演会(2017.2.9)

また、今回で参加3回目というmさん親子と話をした。以前からその熱心な感じが気になっていた2人だった。なんでも堆肥づくりをしていてそのとき使う粘土が手に入らず困っているというので、沢奥にある炭窯跡を案内し、Aくんに手伝ってもらい土を少し運んだ。

ちょっと驚いたのは、同伴の小学生の娘さんが将来山暮らしをしたいと言っているのだそうで、いまロケットストーブをやっていて薪探しにも苦労しているというのだ。僕の著作『山で暮らす〜』で勉強すれば? と言ったらお母さんは早速スマホでポチするのだった(電波が悪くて購入できなかったけど/笑)。

里山オーナー制度があること教えるとメチャ喜んでいた。なんだか時代が大きく変わってきているな・・・というか、どうしようもなく現代文明の泥ぬまにはまり込んでいる人と、そのダメさに危機感をもって再生に向かおうとしている人との、その二極化が激しく見え始めているのだ・・・。

そして面白いことに、僕の本はまだまだ売れ幅がある。新たな読者がどんどん生まれつつあるのを感じる。

五名のメインストリートにある場所で毎年おこなわれる猪祭りにも顔を出し、彫刻家の及川くんにも会ってきた。先日の徳島の個展には行けなかったんだけど、いまノリに乗って製作中のようだった。「木工家の面白い子がウチに来ているので今度連れて遊びに行くよ・・」と言ってきた。そしてふるさとの家でまた炭を購入。

Gomyo倶楽部の囲炉裏もかなり使い込まれ、炉縁(ろぶち)の木が焦げ始めてヤバイことになっていたので、今日は粘土を塗り込んだ。最初、焚き火すらおぼつかなかった若きメンバーたちもこのところ料理も上手くなってきたが、火加減が解らずガンガン焚いてしまう。粘土はまったく便利だ。これだけで耐火性はかなり増すのである。

昼、うどんに入っている猪肉をわずかだけ食べた。が、夜はしっかりベジ食に戻る。相変わらずお酒は飲まない。

それでもまだまだ勉強不足である。食養の道は深い、そしてここにも現代を解決する重要な鍵がある。

Gomyo倶楽部2021.12.5活動報告


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