「みのや」のハムエッグ、ヨンジョンのチゲ


食レポや料理に関しては、今やYouTubeのクオリティがすごいので、テレビ番組に触手が動くものはごくわずかしかない。いま見ているのはBS・8『植野食堂』、そしてBS・6の『町中華で飲ろうぜ!』ぐらいかな。

『植野食堂』は雑誌「dancyu」の編集長植野氏が、お気に入りの店の厨房に押しかけ、なかでもお気に入りメニューを実地で作らせてもらう・・という内容なのだが、よほどのコネがなければ絶対に入れてもらえない店ばかり。「dancyu」はプレジデント社発行のグルメ雑誌(誌名の由来は「男子厨房に入るべからず」からきている)で、いろいろ宣伝の貸しがあるのかも?

考えてみれば、これもコロナ禍の影響で成立している側面もあるだろう。

で、番組を見ていたら東十条「みのや」というとんかつ屋の、「ハムエッグ定食」が出たんだけれど、そのビジュアルや作り方が面白い。卵を4つ使い、その間にペラペラの半切りハムをまるで風車のように並べ置き、テフロンのフライパンに油を敷かずに蓋をして仕上げるのである。

まあInstagramのアカウントがある人はdancyu_uenoのこちらの写真を見てくださいな。で、そろそろ茹で豚を使い切りたいと思ったので、ハムがわりにして真似てみることにしたのだ。

ちょうど冷蔵庫に小さな卵が3つ残っていた。しばらくヴィーガン食してた身にはさすがに4個は多いわww。

テフロンなのでくっつく心配がない。黄身の半熟の頃合いを見て取り出す。

キャベせんの上に盛り付けるのが「みのや」流。キャベせんの他にセロリとリンゴのマヨネーズ和えも作りました♬ いや〜すごいビジュアルだな(笑)。ちなみに「みのや」の定食はご飯と味噌汁の盛りやクオリティもすばらしい。

僕の「茹で豚」は水から豚肉の塊を弱火でコトコト茹でて、芯まで火が通ったところで容器にショウガ・ニンニク・鷹の爪のスライスとともに入れ、上から醤油をかけ、コロコロ回して表面を醤油まみれにして保存しておくというもの。するとチャーシューのような味になるのだが、これだと醤油が節約できる。残ったショウガ・ニンニクと醤油は料理にかけて食べちゃうのだ。

おやつにそば粉のパンケーキ。キャロブパウダーと黒砂糖入れたので果実のソースや蜂蜜はかけない。

油使わないのでパサパサなんだけど、ヘルシーで美味い。

夜はチゲを、YouTube「ヨンジョンの本格『韓国料理レシピ』」を真似てやってみた。とにかく最初に調味料をまぶした肉と香味野菜(ネギとタマネギ)をじっくり炒めるのである。韓国では専用の土鍋で直接炒め始めるが、和土鍋では空焚きすると傷みそうなのでビタ鍋で炒めてからスープの土鍋に移すことに。

出汁もヨンジョンに倣ってとってみた。昆布と煮干しを中火で15分、蓋をして煮出すのである。とにかく濃ゆ〜い唐辛子・甘辛味なので、生臭みなどは気にせず濃厚さをとるわけだ。

さすがに、これは今までで一番美味しかった。オリジナルレシピはアミの塩辛とアサリが入るのだが、小豆島豚のおかげかそれなしでも十分であった。


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