命日、バインダーと「結」、チゲ鍋3日目


yuiさん没5年の命日。蜜蝋のキャンドルの初点火。それでお線香をあげた。炎は意外に香らない。ススも少ない感じ。パラフィンに比べると蜜蝋は融点が高いため炎も長持ちするという。夕刻、窓辺で焚いてみたんだけど、明かりもすごくやわらかく感じる。インスタに動画をアップ(tamarinnobu)。

今日はGomyo倶楽部でH氏の田んぼの稲刈りの手伝いがあるので、朝から弁当を作って出かける。

場所は石田高校の近く、讃岐平野らしいのどかな田んぼ。

バインダーを使って。バインダーというのは小型の稲刈り機で、稲刈りと同時に結束もやってくれて、束ねたイネを外側に吐き出すように置いていってくれるのだ。昭和30年代後半に登場したという画期的な機械だが、現在までその構造はほとんど変わっていないというから、日本人と農業機械の関係というものはなかなかに凄いものである。

その後、刈取・脱穀・選別の機能まで兼ねるコンバインという改良機を経て、日本のコメの生産性は飛躍的に向上した。その結果、家族や親戚を農業に総動員する負担から解放され、農家の子弟などが農村から都市へと出ていき、日本の高度成長を支える貴重な力となった。が、その反面「結」作業から学んだ様々な知恵が消えていった負の側面も大きい。

いまやハザかけによる天日乾燥をおこなう農家はこの周囲には一軒もない。通りすがりの人たちも珍しそうにこの光景を眺めている。が、この仕事の中にも様々な学びがある。途中で掛け竿が足りなくなって竹やぶに竹を伐りに行ってきたけれど、伐り出し方や枝払いの方法、台座の三又の組み方(結び方)、竿がたわなない工夫など、年寄りたちから「結」作業で学ぶことは多かったはずである。

休憩時間にH氏とその変遷の話を聞いたのだが、やはり団塊の世代あたりでその伝承は大きく分離してしまったという。この一帯はタバコを生産していて、その苗立てのためにクヌギの落ち葉を利用していたので、平地にもクヌギ林がたくさんあったという。カブトムシが山ほどいて、オオムラサキもよく見られたそうだ。

神社の神事で使われる供え物を作る。

午前中でなんとか終了。手刈りじゃこうはいかない。今は人力のとしての能力も昔の人に比べて格段に落ちている。

お昼を食べて、Gomyo倶楽部に移動する。

時間があれば今日中にこちらも・・・という目算だったがちょっと無理。明日バインダーが入りやすいように角だけ手刈りで調整しておく。

囲炉裏端でまったりして終了。農作業の合間の茶飲みに・・・やっぱり、雰囲気でますね♬

赤米(古代米)でも神事用の束を作る。美しい!

帰りにスーパーで四万十産のセリを見つけたので今日も「チゲ鍋」をやってみる。今回は豚バラ肉にあらかじめ下味(塩、すりおろしニンニク、ごま油)をつけておき、それをいちど炒めてから鍋にしてみた。

そして豆腐を入れた。チゲ鍋に豆腐(しかも絹ごしがいいらしい)は必ず入るらしい。肉に深みが出てかなり美味しい。

ごはんの残りでは足りず、〆に「サリ麺」を。今日はよく働いたからね♬

チゲ、まだまだ研究の余地がありそう。本場じゃどうやるのかな? 以前、手作りキムチでお世話になったYouTube「ヨンジョンの本格『韓国料理レシピ』」で調べてみた。「韓国料理人気講師が教えるスンドゥブチゲ※ 作り方(完全版)😊コクがあり一つの味になる本場韓国のスンドゥブチゲ レシピ」。やっぱり最初にゆっくり炒めるみたいですね♬

本場韓国のスンドゥブチゲ

※純豆腐(スンドゥブ、순두부)は朝鮮の豆腐の一種で、日本の汲み出し豆腐(おぼろ豆腐に相当する柔かい豆腐のこと。


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