塩レモンと自家製駄菓子


昨日の豆カレー。いつものひよこ豆のカレーなのだが、突然ひらめいて味付けに自家製「塩レモン」を使ってみた。だって最後の味付けは塩、それに酸味のレモン汁なんだから、いいんでないかい?

調理棚に置いてある塩レモンの材料は、香川産レモンと山口「百姓庵の塩」、それを混ぜ常温で一年半熟成したもの。肉食しなくなると使い道がなかなか・・・。で、これが使ってみるとうやはりよく合う。そもそも北アフリカのモロッコ伝統的な調味料だし、ひよこ豆はトルコ南部が原産だもの。

Gomyo倶楽部の赤米をちょっと混ぜた5分づきの米。パセリがないのでミントを散らしてみたが、塩レモンを効かせた豆カレーにこれが合いましたナ♬ 付け合わせはピクルスと青じその唐辛子漬け。

キャべせんには松田のマヨネーズ、それに青じそのジェノベーゼ。

昼間、またそば粉にキャロブパウダーと黒糖を混ぜたおやつを自作。今日は卵白を泡立てて混ぜてみた。

ビタクラフトで油をひかずに。

素朴としかいいようのない味(笑)。しかし、噛み締めているうちになんともいえない滋味が広がってくる。ありがたい・・・という「禅」のような境地になっていく(大げさかなw)。

しばらく市販のおやつを口にしていないけど、この後にそれを食べたらその強烈な濃さに「ぐわっ」と叫んでしまうかもしれない。メーカーは売れ線と刺激を求めてどんどんエスカレートしていくわけである。まあ自分で洋菓子を作ったことがある人なら、油脂と砂糖の量に驚いた経験があるにちがいない。

市販の菓子の多くが白砂糖やトランス脂肪酸、化学調味料や保存料にまみれており、脂肪や糖質はあるがタンパク質は少ない。このおやつは油を使っていなくて、そば粉は全粒粉なのでビタミンやミネラル、そしてタンパク質もある。

参考にした丸元淑生レシピ「そば粉とアマランス粉の黒砂糖菓子」では、そば粉だけでなくこれにアマランス全粒粉を混ぜるのだが、そば粉とアマランス粉はお互いに必須アミノ酸が補完し合う組成になっているのだそうだ。正式レシピのバランスは、

そば粉・・・2カップ
アマランス全粒粉・・・2カップ
キャロブ・パウダー・・・大さじ4
黒砂糖・・・3片(写真見た目にはキャロブ・パウダーと同量ぽい)
卵(卵白)・・・2個

である。アマランスは国内では岩手県で作られており、全粒粉500gが3,100円で販売されている。

レシピは『丸元淑生のシンプル料理(2)』(講談社1995)/158p.「そば粉とアマランス粉の黒砂糖菓子」より。

丸元淑生はこれを「自家製駄菓子」と呼び、「普通のお菓子とは食べた後の需実感がまったく違う」と書いている。黒砂糖はカリウムとカルシウムの含有量が多い。白砂糖と比べるとカリウムは白砂糖の550倍、カルシウムは240倍もあり、まったく別の食品であることがわかる。

そしてアマランスは驚異的な鉄、カルシウム源で、キャロブ・パウダーはチョコレートと同じ風味を持っているが、チョコレートと違ってカフェインや蓚酸はまったく含まれない。しかもしかも豆なのでタンパク質を牛乳よりも多く含みカルシウムも多い。

と、ここまで書いたら、本の完成写真をあげておかないと怒られそうだな(笑)。

時代はコロナで自炊や自家製が増えてくると本物に目覚める人が増えてくるのでは? あと田畑を自然農で自給する人々も増加?・・・すると、いずれ「大地の再生」にも逢着する。・・・これは仕掛けている闇の勢力が思いもしなかった逆の効果www。


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