やっちゃんから「カヌーでヨシ原の川のゴミを拾う」というイベントがあると小耳にはさみ、楽しみにしていた。暑いので早朝開始、午前中で終わるらしい。集合の駐車場で「西の湖遊び隊+西の湖蛇砂川いきもの観察調査の会」主宰の河合嗣生さんにさっそくお会いし、カヌーの積み込みなどを手伝う。
場所は琵琶湖の内湖「西の湖」に流れる蛇砂川。琵琶湖畔から数キロ内陸に入った場所。愛知川の河口も近い。
3月に見学したラ コリーナ近江八幡や、昨年「大地の再生」で訪れた沖島や川端のある家もすぐだ。
なるほど、これが内湖のヨシ原なのか・・・。背がデカイ。ススキの比ではない。しかし、しなやかで優しい印象。
橋の上で、主催者による解説。
ここにテントを張り、ゴミ集積の場所とするようだ。
膝の怪我があるのだが、どうやら僕もカヌー(カヤック)に乗れるらしい。カヌーに乗るのは初めてではない。今から18年も昔、雑誌(ダイヤモンド社の季刊誌『ゆるり』)の連載で僕自身がモデルになり、東京の多摩川でセミプロの乗り手に教わったことがある。また、同じ年に瀬戸内海でシーカヤックを体験したことがある。
漕ぎ出すと身体が感覚を覚えている。面白いものだ。
ぐいぐい漕いでいたら橋からかなり遠ざかってしまった(汗)。
しっかりゴミを拾って働かなければ!
橋の下にフォールディングカヌーが待機していて、そこに持ち込んで橋の上に引き上げてもらうのだ。
Sさんもカヌーを漕ぐ、この会にはよく参加しているみたいで慣れている様子。
ナツ君も。みんな上手いもんだな。
だんだん暑くなってきて橋の下の日陰に逃げ込む。
河合先生がドローンを駆使して、上空からの記念撮影。
一番手前の青い艇が僕だ。いや、楽しかった!!
橋の上ではゴミの仕分けと集計。
種類別に分別しながら重さを測る。やはり農業ゴミやペットボトル、瓶缶などが多い。あと雑多なプラゴミである。僕はトイレの便座を拾った。
そして釣り道具。ルアーにウキに釣り糸。
ふと見ると、フォールデイングカヌーにまんじ君の姿が。
参加は小学3年生以上とあったので弾かれていたのだが、時間外の番外で乗せてもらったらしい。
橋の上でカメラを構えている僕を発見して、カメラポーズをきめる(笑)。
ゴミ袋の移動にはまたまたやっちゃんのトラックが活躍。
駐車場に戻って解散。河合先生と名刺交換、いろいろと話が聴けてよかった。定期的に観察会などもされているようなので、今後も内湖やヨシ原のことなどいろいろ教えてもらおう。
帰りにヨシを束ねている納屋をみつけた。これで小さなすだれを作りたいな。もう100円ショップの中国製にはうんざり。
さて、少し時間がある。琵琶湖博物館にまた寄ろうかな・・・とも思ったが、夏休みで混んでいるかも?・・・と言われ、坂本で石垣を見ていくことにした。
日吉大社に入る。下駄に履き替えて散策(膝が痛い!)。ここは穴太衆(あのうしゅう)の穴太積みの本場である。
平積みと谷積みともつかぬ、不思議な魅力をたたえた石組みである。
自分が一段一段積んだとイメージしながら石組みをなぞってみるが、まだその秘密が解明できないでいる。
さあ、帰ろう。途中、SAでお弁当を開ける。Kちゃんの酵素玄米と手作りおかず入り、僕が自分で詰め込んだ曲げわっぱ弁当だ。治療中の僕を気遣ってKちゃんは梅干しの小瓶まで分けてくれた、ありがたや・・・。
今回の旅は、僕にとってMさんやKちゃんから貴重なワークを受けた体験となった。火に飛び込んだやけどは生まれ変わりの扉(とびら)だったのかもしれない。
途中、高速を鳴門で下りて、海岸に車を止め、下駄に履き替える。海で傷を洗うことにした。
ここから【閲覧注意】!
いてぇえええ、しみるぅぅぅ・・・・。が、気分は爽快! 海はいいな、やっぱり。
包帯を外したまま、オリーブ油だけ塗ってそのまま車を走らせる。こりゃ当分長ズボンが履けないな。
明るいうちに帰還。すぐに庭の水やり。ドリーの出迎えがないのが寂しい。。。