14:30、2日目午後の現場作業開始。割り瓦が足りなくなるのでどんどん運んで割ってもらう。
後半戦は参加者全員に石積みを経験してもらった。
石垣が高くなってくると、足場を組まねばうまく積めなくなるが、今回はなんとか足場なしで出来る高さだった。高くなったら上から積むこともできるのだが、ツラの表情の正確さは正面から見ないとわからない。
飼い石と裏込めなど石垣裏側のチェックを清水さんにしてもらいながら、正面の指導は僕がするというペースができ、石垣は案外早いスピードで積み上がっていく。
小林さんがタイムキーパーとなって適宜休憩を誘ってくれ、その都度つめたい差し入れが配給され、参加者は汗をぬぐいながら一息つく。
積み石は大人のこぶし大くらいが限度で、それよりも小さな石は裏込めに回ることになる。16:00、この時点で全ての石が時間内に収まることが見え、積み石が足りなくなり、周囲の畑に放置されている石も集めてもらった。
坂道を一輪車で運ぶ。今回、AKOちゃんも瓦運びに尽力してくれ、大助かりだった。
16:30、ほぼすべての石が積み上がる。
壮観である。皆もこれが自分たちが参加して積み上げたことに、口々に驚いている。実は、熟練していればこのサイズをの石を積むのは一瞬(わずか数秒)なのであり、その前の準備のほうがはるかに大きな時間がかかる。今回は地元のおじいさんが一度積んだ石なので、加工(割ってツラを整える)などの手間もほとんどいらなかった。前のNPOの片付けがすでにしてあったことも大きい。
ここでまた休憩を入れる。女木島にヨットが夕日を浴びている。
夕刻とはいえ、それほど気温は下がらないのが瀬戸内の気候である。最後のふんばり。クワで石垣上下の土の整地をする。ここは果樹が点々と植えられているので・・・
その周囲を固め、刈り草でグランドカバーを施す。
天端はあと2〜3段ほど足りないので、とりあえず瓦をかぶせておくことにした。道の掃除をする。
積んだ石垣を前に記念撮影! みんないい笑顔です!
こうして2日間の石積みwsは無事終了した。まだ17:30、海へ行く余力もある。宿に戻り、着替えを取って海へ。実は、この石積みwsは夕刻に大潮の引きのピークになるように設定してあるのだww。
番外編に続く。