高知県の香南市にある28番「大日寺」へ。

ツバキが咲く季節になってきた。

鐘楼。いい天気だ。爽やかで朝の参拝は気持ちいい。

鐘を大きく鳴らし過ぎた。加減が難しいのである。

本堂。本尊は寺の名の通り大日如来座像。中四国最大級というが非公開。

大師堂。まだ新しい。

隣におびただしい数の苔むした石仏がならぶ。

納経所の寺務所へ続く庭がきれいで京都の苔庭のようだった。

ここから150mほど先に奥の院の薬師堂があり、目や耳や頭など首から上の病気平癒に霊験があるという。御利益があれば「願いが通った」しるしに穴の開いた石を納める習わしがあり、お堂の下に何千個もの石がぎっしり積まれているそうだ。
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怒濤の太平洋、波にさらわれる小石の擂れる音。水平線。

太平洋岸に生まれた私としては、やはりこういう海がときどき見たくなるのである。

進むにつれ室戸岬が近づいてくるのがわかる。いまここを何人のお遍路さんが歩いているだろうか。

昼は安芸の駅前にある「安芸駅ぢばさん市場」で弁当を購入。駐車場で食べる。なかなか美味しかった。ここはナスの産地で有名らしく、弁当にも入っていた。
