夕刻、キスをさばいた。釣り上げてから丸一日半経ってしまったが、硬直状態は保たれており、なんとか背開きもできた。大きな2尾は3枚におろし、刺身と乾物に。小型の6尾はすべて天ぷらに。
天ぷらは普段めったにやらないので難しい。ビタクラフトの大フライパンで蓋をしながら揚げた。岡山産のカボチャも美味しかった。カボチャはやや太めに切って揚げたほうがずっと美味しいのは先日のイベントのとき小林さんがやっていて気づかされた。
しかし、キスは天ぷらのために生まれてきたような魚である。繊細でやわらかく、噛めばホロホロと細かく崩れる身がたまらない。もうすこしさばき方と揚げ方を習得したい。
23cmのキスは皮を引いて刺身にした。昆布締めや、皮をつけたまま湯引きする「湯霜造り」も美味いらしいが、まずはノーマルに。
わさび醬油で食べたが、煎り酒(酒に梅干、鰹節を入れて煮詰めた調味料)のほうがよかったかもしれない。
しかし3:30に起きて釣りをしてその夜に魚をさばいて刺身や天ぷらにする・・・それを一人でやるのは相当にハードである。それで1日おいてしまったのだが、次回は先にさばいて冷凍、余裕のあるときに解凍して・・・というのが身のためかな?
ともあれ頭と中骨は捨てずにストックをとった。明日は一夜干しを焼き、このストックと野菜を合わせたスープを作ってみたい。
アマゾンのプライム会員になっている。小津安二郎の映画はほとんど観ているのだが、Prime Videoで見れる作品もいくつかあるのでもう一度見たりしている。今日は『むすめ巡礼 流れの花』という古い映画を見た。四国巡礼モノで香川県のロケ地が多数出ていて興味深かった。
見終わった後で知ったのだが、若いヒロイン役は、なんと若き日の浅丘ルリ子だった。デビュー翌年の6作目、浅丘16歳のときの作品である。天才ですな・・・。