徳島のスギ山の雪折れがひどいらしい。今朝のテレ朝・モーニングバードでは雪折れの原因について。林業不振と間伐遅れに言及していた。テレビで雪折れと間伐の関係が語られたのはおそらく初めてなのではないか。
徳島は山間地にまでくまなく光ファイバー網が整備され、インターネットとIP電話が普及されていることで有名だが、それが仇になり孤立状態の住民と連絡がとれないらしい。
山間部のお年寄りは孤立には慣れているし知恵と技術も持っていようが、彼らはすでに80代。若い世代は火も扱えない人が多いのではないか。オール電化でお手上げ・・・という家庭もあるだろう。
実は昨夜、山村の家を改装するという番組で、崩れた石垣の補修にコンクリートで練り積みにしてしまったのを見た。また、手積みの石垣はただデタラメに石を並べただけという積み方だった(おそらく雨水を抜くための「裏込め石」も入っていないだろう)。豪雨のある山でこんな石垣を造ったらさらに大きな崩壊に遭う危険があるのを知らないのだろうか?
山の話に戻るが、「どうして雪折れが起きるのか」ということをまず知るべきだ。山に背を向けていれば自分たちに返ってくるのだから。