昨日は初物のイカナゴ釜揚げをみつけた。イカナゴ醤油の原料の魚はこれである。まずはそのまま生姜醤油で。
次に入れニンニクを炒めてそこにイカナゴを入れ、さっとかき回してイカナゴ醤油で味付け。
イカナゴのイカナゴ醤油炒めである(笑)。
これを生野菜のドレッシングにして食べる。こういうの、けっこう合うね♬ 前回の魚のオイル煮もそうだけど。つまりシーチキンを混ぜているような感覚。
ほうれん草の炒め物にもイカナゴを使ってみる。
昨日の鯛のスープ(冷蔵庫でにこごりになっていた)でアサリを炊いて、お澄ましで食べる。濃厚である。昔の日本人は魚のアラ部分からずいぶん栄養を摂っていたのではないだろうか。うちの父などは海に近い育ちということもあって、煮魚などは頭やヒレまでしゃぶるように食べていた。
僕も子供の頃からサンマが大好きで、腹わたはもちろん頭も分解するようにして食べていたし、塩じゃけの焼いたのは皮も必ず食べる。現代人は魚の部分肉しか食べない。その意味でもイカナゴの釜揚げはいい。アサリも全体食である。
炊いたご飯が消費しきれず、ようやく親子丼で片付ける。もみ海苔をたっぷり。
イカナゴは実は北方系の魚なんだそうで、瀬戸内海などの温暖な水域では夏には砂に潜って夏眠を行うことでも知られている。そして不漁の原因の一つは工事用の海砂の採りすぎではないか・・とも。
もう一つイカナゴといえば、原発事故の後日、福島沖でイカナゴから超高濃度のセシウムが検出されたことで知られる。そしてそれを餌にするヒラメなども高濃度の汚染が確認された。
国は2017年に福島県沖のイカナゴの出荷制限を解除したので、産地には注意したほうがいい。