豆と昆布と断肉の話


3時半に起きて、8時過ぎまで集中して仕事。朝8時といえば、以前ならようやくゆるゆると行動にかかる頃だ。すでにたっぷり仕事ができているのだからありがたい。

さて「毎日豆食」も継続中。今日は何にしようか? やはり水に戻すさずすぐに調理できるレンズ豆は便利、レンティルのサラダをもう一回作ろう。今回はやや多くレシピの半量で作ってみる。

にがうりのレモン蒸しもおいしかったのでもう一回♫

ジノリのオーバル小皿、ホーローの保存容器に。下は青菜のおひたし(数日前の保存残り)。

しかしこのにがうり料理は傑作だな。。単純にして深い(作り方は『ヘルシー・クッキング 夏秋篇』/超簡単野菜料理113ページ)。そしてレンティル・サラダもやはりすばらしい。今回はクミンを多めに入れてみた。そしてレモンがなかったのでライムを使った。

茶色のレンズ豆はいっしょにローリエを入れて煮るのだが、豆臭さと融合していい風味になる。隠し味のヨーグルトとターメリックまた効いているのだ。丸元淑生レシピはこれまでかなり作っているがまだまだ未知の出会いがある。

あれから外食なしの自炊100%なので、保存食を追加しながら食べると調理手間ラクだ。レンティルサラダもにがうり蒸しも冷蔵庫で数日保つ。ヤリイカはホーロー容器のままガスで温めてから皿に盛る。コレがまた、めちゃウマ!!!

出し殻コンブの佃煮は2〜3週間は平気。作りたてよりも保存後のほうがおいしくなる。山椒の実は冷凍保存して一年以上過ぎたものなのだが香りは十分ある。

前にも書いたが羅臼や利尻などいい昆布は値段が高いが、こうして最後まで美味しく食べることができるので結果的には経済的。これは甘辛い市販の「昆布の佃煮」とは似て非なるもので、薄味なのでたっぷり海藻の栄養を摂ることができる(作り方は同書137ページほか、他の丸元料理書にも掲載)。

夕食はパスタ。最近は乾麺80gを計量してから作り始める。たぶん、以前は「倍」量くらい食べていたと思う(汗)。

ツバスとヤリイカのブレイズの残りを入れたトマト味。カット・トマト缶と生トマト小1個使用。トマト缶はオリーブ油に泳がせるように炒めると甘みが出る・・・のだが、ガスレンジが超汚れるのが難w。

レタスサラダにはパセリと干しぶどうを散らす。

豆と昆布(海藻)は、断油・ベジ食(断肉)にはなくてはならない友だ。豆は低脂肪・高タンパク食品なので、豆を食べていると肉への欲求を生まない。そのうえ豆は傑出した食物繊維源である(肉類には食物繊維はまったく含まれない)。海藻は最も優れたミネラル源だし、海藻特有のぬるぬる成分に含まれるフコダインは強い抗がん作用があり近年注目されている。

現在、地球上の全哺乳類のうち人間と畜産動物の割合はなんと96%(!)、うち人は36%、家畜は60%だそうである。この家畜を生産するためのトウモロコシや大豆を作るために地球上で何が起きているか・・・は知っているよね? 現在の畜産を維持するために広大な農地と水、そして大量の薬品が使われているのだ。

今ではジビエや蜜飼いではない良心的な畜産農家の肉を選ぶことも不可能ではないが、日常のスーパーでの買い物や外食ではそれらに出会う確率はごく少ない。そして現代の畜産肉は、食べているときに常に後ろめたさがつきまとう。

そこから離れるには戦略的に穀菜食をやるしかない。魚を受容するフィッシュ・ベジタリアンなら日本にも向いているし実践しやすい。そしてさらに穀菜食を成功させるには少食やファスティングの概念も取り入れるといい。

多くの人がこれに気づけば自然環境は回復し、医療負荷は激減するはずだ。そして、回り回って自分たちに様々な恵みが帰ってくるのである。

追記:肉を非常に多く食べるようになったのは欧米で1910年頃から、日本では1960年頃から。それまでは欧米でも肉が今日ほど多量に食べられたことはなく、そもそも肉の大量消費を支えるための畜産は存在しなかった(丸元淑生・丸元康生『2001年の子どもが危ないシリーズ(1)栄養編』「はじめに」より)。


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