そろそろ3週間になるイチジク酢。いまのところ腐敗はなくいい匂いをふりまいている。5日前にもうひと瓶仕込んだ。ジャムもだいぶ作ったので。でもそろそろイチジクの季節も終わりだ。
これは新しいほうの表面。
かいづきするとブクブクと泡が出る。アルコール発酵しているのだ。これがおさまれば酢として充実してくるはず。熟成をどれくらいにしたものか・・・あとは味見しながら様子をみよう。
攪拌した後はしばらくこんな濁った感じになる。古い方は色が濃くなっている。うまくいけばバルサミコ酢のような、ワインビネガーのような感じになるのではないか。
また昼前に急激に腹が減ってしまい、我慢しきれずに十割蕎麦を一人前だけ茹でて食べる。洗うとそば粉がもったいないので釜揚げで汁ごと食べる。これが案外旨い。蕎麦の香り味わいがたっぷり楽しめて良い。
食後(昼前)、オーガニックな野菜が買えるという「春日水神市場」に行ってみた。
思い出した・・・ここ、アトリエに引っ越す以前に、いちどyuiさんと訪れたことがある。ベーカリーや魚・肉コーナー、それにレストランもあって道の駅のような感じ。野菜の種類はそれほど多くないが、調味料などは充実している。ナイルレストランのインデラカレーの缶が置いてあった。ほうれん草と卵などを買い、200円で会員カードを作ってもらった。
春日水神市場、年中無休(年始を除く)
営業時間:10:00~19:00(月曜のみ10:00~18:00)
農場レストラン 温故知新はランチのみ:11:30~13:00/月曜定休
断捨離ですっかり片付いたyuiさんの作業机は、けっきょく僕が便利に使っている(笑)。
たくさんの絵や資料をいっぱいに広げるのに便利だ。無印の引き出しも車がついているのでサイドボードにもなる。
市場の帰りに市立図書館でアリス・ウォータースの本を4冊借りた。彼女は1944年生まれ、カリフォルニアのキュイジーヌレストラン「シェ・パニーズ」のオーナーで料理家、スローフードの運動家でもある。
『シェパニーズ・メニュー・クックブック』によれば、彼女は若き日にエリザベス・デイビイッドの『フレンチ・カントリー・クッキング』を買い、その料理を「最初から最後まで何もかも全部作った」という。
夜はもう一切れあるサケを焼こうと、ニトリで樹脂製のフライ返しまで購入しておいたのだが、たこ酢とぬか漬け、それにフムスがあったのでそれとサラダで十分だった。
サラダにはアーモンドを砕いて散らした。
アリス・ウォータースは自宅の暖炉の側にビネガーの樽を置いて、ワインの飲み残りを継ぎ足して熟成させたりしてるそうだ。煙、灰、温度や湿度、の効果を感じているのかな? 僕も以前から発酵系の瓶は囲炉裏暖炉の側に置く(今はイチジク酢を♬)。