高松郊外のコトデン太田駅近くにある「上田製麺所」。県道147号太田上町志度線の踏切近くにある。狭くて歩道がない旧道で交通量がすごく多いので店の前には停車できない。
店は狭くて入り口にガラスケース。ここに天ぷらやらおにぎりなどがあり、カウンターで注文。
自分で湯がいてちゃっちゃする純セルフスタイル。隣のステン円筒の蛇口から出汁を注ぐ。
が、しっぽくのときは90度カウンターを曲がっておばちゃんにしっぽくの具とスープを注いでもらうのだ。
スープを注ぐというよりも、ゴロゴロ煮物を盛っていくという感じw。
すりごま、生姜、青ネギ、一味をふってテーブルへ。テーブルにはお茶の入ったヤカンが鎮座。
製麺所だからうどんの旨さは文句なし、しっぽくの具の多さは最強かも。ここの肉は牛である。牛すじの匂いが濃厚だ。竹輪や油揚げもたっぷり。
ただし、いかんせん私には甘すぎた。牛肉の甘い味付けが苦手なのだ。讃岐人のこの砂糖甘好きは筋金入りで、なにしろ雑煮にもあんこ入りの餅を入れてしまうほどなのだ。甘い煮豆の天ぷらがあるし、イイダコ天も揚げる前に甘く味付けしたりする。
そういえば高松のアーケード南新町にある「綿谷」の肉うどんは昼時はいつも行列ができるほど名物だが、その甘さに辟易し食べ残してしまったことがある。これとて地元の食ブロガーに言わせると「甘い系の肉うどんと辛い系の肉うどんの中間とも言えるニュートラルな味付け」というのだ・・・。同じく多くの地元ブロガーが絶賛する競輪場近くにある「麦蔵」のカレーも甘すぎて私はダメだった。
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後から来るお客さんを観察していると、しっぽくの注文頻度はかなり高い。小が410円、大490円、特大もあって580円だ。小柄なお姉さんがしっぽくの「大」を注文し、スマホを眺めながらフツーに食べたりしている。また、うどん玉を買いにくる人も。地元に愛されているうどん屋さんである。
車で行くときは踏切の東側を入ったところにわりと広い駐車場あり。