ホテルは1,000円の朝食バイキングがあるのだが、それは摂らずに9時まで仕事。せっかくなので京都のカフェの老舗、イノダコーヒでモーニングを食べたかった。が、イノダがあるのは京都のど真ん中、駐車場空いているかな?・・・と店の前を通ったら何やら改装中だった。では近い三条店にしましょ。
なんとか駐車場を見つけてちょっと歩く。中に入ると満席。「喫煙席でよろしければ・・・」と奥のラウンド・カウンター席を案内される。おお、これは『京都人の密かな愉しみ・夏/木屋町 珈琲夢譚』で出てきたあのカウンターではないか・・・。そういえば本店は行ったことあるけど三条店は初めてだったかも。
中央にガス台があってスタッフの手さばきを見ることができる。そして、それを円形に囲む常連たちはタバコを燻らしながら新聞を広げる。京都人の〜「木屋町 珈琲夢譚」では、少年時代に見たこの場面の追憶が、主人公をバリスタへと誘うのである。
コーヒ(ここはコーヒーではなく「コーヒ」と呼ぶ)はデフォルトで砂糖とミルク入りなのだが、あらかじめ「砂糖とミルクは?」と訊かれるので、ブラックも可能だ。モーニング、なんとか間に合う。
中心部は駐車場の時間値段がバカ高いのだが、せっかくなのでもう少し歩こう。京都は古建築や古い町家やばかりではない。三条通りには洋風な近代建築がたくさんある。これは旧日本銀行京都支店、現在は「京都府京都文化博物館・別館」として使われている。辰野金吾設計の国指定重要文化財。
中にはショップやギャラリーがある。現代書のグループ展をやっていた。なかなか良かった。このレベルの高さがたまらないな、京都。
その先に隈研吾を発見! これ「新風館再開発計画」のやつだね。2020年、つまりこの春に開業を予定している「エースホテル京都」。エースホテルはその街らしさを重視したユニークなデザインで世界展開をしてるのだが、隈研吾も大ファンだそうだ。ここ京都が日本初進出なのである。
三五角の柱材を8本組み合わせた集成梁が井桁に組み合わされている。高知県梼原町総合庁舎を彷彿させる。完成楽しみだな〜。高いだろうけど絶対泊まってみたいな♬
京都らしい三条通の標柱。
昼飯食べる前にもう一軒行こう。三十三間堂。ここ、駐車場タダだから(笑)。
まだ腹減らないな。もうひとつ行こか♬
龍安寺、石庭。
禅寺は石庭と対置する方丈の内陣も見どころである。襖には水墨画が描かれている。
ぷち京都旅、満喫。帰りに京都ラーメンを食べて帰る。今年で47周年になるという「ラーメン藤 本店」、東九条南にある。
「来来亭」そっくりなビジュアル・・・って向こうが真似したわけですが(笑)。
細麺ストレート。薄肉のチャーシュー。
餃子もいける。スープはけっこう塩辛い。のでライスを追加注文。
スープ完飲せず(笑)。
途中で仮眠しながら夜の8時頃帰還。ドリー元気。車中泊3日、寝袋(野風草)1泊、ホテル1泊の、5泊の旅だった。
明日からまた格闘だ・・・。