朝ラー富家、讃岐ラーはまんど、家系とらきち家


朝ラー、多度津の「富家」へ。昼は行列必至なので早めに出てさっと食べて帰るという寸法。富家、もうちょっと近いと助かるのだが・・・いや、そうなると週2くらい通ってしまいそうで恐い(笑)。壁際のカウンターに座って振り向きざまに撮った店内。

いつものチャーシューの中で。着丼9:40。あい変わらずの白ネギたっぷり。

毎回ブレのないスープ。この透明感にしてこの濃さ。濃さというのは塩辛さのことではない。とにかく旨味が濃厚で深い・・・。

今日もゴロゴロチャーシュー増しだった♬ このチャーシューも醤油甘の加減が好み。適度に脂が抜かれてさっぱりしている。

麺は普通。まあ、でもここはスープとチャーシューで100点満点だから。

連休中は讃岐うどんツアーで香川県は賑わうと思うが、うどんの合間にぜひ食べてもらいたい県内のラーメンをもう一軒。全国的にも讃岐ラーメンとして有名になっている三豊市にある「はまんど」だ。

まずおすすめなのは店名を冠した「はまんどラーメン」。背脂が振ってあるが、二郎系のようなギトギトではない。むしろあっさりで富家のスープによく似ている。デフォルトでもこのチャーシュー量なので満腹感がある。メンマ、海苔、味玉ともすべてが上質で美味しい。

特筆すべきは麺だ。光沢のあるつるつるの平打ちに近い麺、これだけは富家はかなわない。ご飯も地元の契約農家のコメでいい加減に炊かれていて非常に美味しいのでいっしょに頼むのがおすすめ。

富家でご飯を頼むと極甘の漬物がにがっかりするが、はまんどご飯は昔、美味しい高菜漬けがサービスでついて来たのだが(今は手作りキムチが有料で、これもかなり美味しい)。はまんどは、ご飯も漬物もハズレたことなし。

さて連休中、東の方に旅する人にオススメなのが「家系」のラーメンである。先日、取材旅のすきまに一軒だけ寄ることができたが、この横浜家系「とらきち家」すごい完成度だった。

ラーメンはいくつかのベクトルに進化を遂げているが、二郎の他にこの家系というジャンルもいま突出して一つの完成型になっている。スープは濃厚な豚骨醤油をベースに、表面には鶏皮から取った油「鶏油(チーユ)」を浮かせさらに濃厚になる。茹でたほうれん草とデフォルトで大きな3枚の海苔。そしてスモークされたチャーシュー。このスモーク・チャーシューが驚きの味と香りで、唸ってしまった。

香川県にも家系があって食べに行ったことがあるがレベルが違いすぎる。カウンターの上にはおろしニンニクやニンニクチップ、生姜、豆板醤など無料トッピングがたくさん置かれているので、ぜひともご飯を付けて食のバリエーションを楽しむのがよい(私は取材が残っていたのでニンニク使えなかったのが心残りだった)。

「とらきち家」は横浜市神奈川区白楽にあるが、ここでなくとも横浜周囲で人気の高い家系ならまちがいないだろう。また同じ「王道家」グループは茨城や千葉にも拠点を持っている(本店は茨城県取手市寺田)。

自分で作ってみれば分かるがラーメンは全部手作りするとものすごく手間がかかるし、良店の店の味を再現するのは至難のわざである。この三店舗を食べれば、いま世界の大都市や有名シェフが日本のラーメンに注目せざるを得ないのがよく分かるだろう。

王道家HP


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