大地の再生@仙台秀明/街の大樹を移植する2-3


今回の最大の樹木が無事に倒れて、持ち上げられようとしている。

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最初は2カ所の支点を親のフックだけで吊ってみたが、やはり操作性に難があり・・・

親子で吊ることになった。

根鉢から飛び出した根を切っていく。

これだけ大きいと根巻きも一苦労だ。

今回の装備で運べるぎりぎり限界の大きさのようだった。これ以上の巨大な移送車を使う場合は、事前に許可を取らねばならない。

根鉢を運転席側に付ける。

トラックの運転手が枝の大きさを心配そうに見つめる。

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X型の普通の馬ではもたないので角材で積み木を作る。

かなり太い枝が飛び出したままだ。「この枝は切らないと運べませんよ」と運転手。しかし矢野さんはなんとか折り曲げて縛って運ぼうとする。が、バキッと音を立てて折れた!

だが、少しでも形成層がつながっていれば再生の可能性がある。当て木をして割れた露出部に木工用ボンドを塗っておき、乾燥と腐食を防ぐ。

こうして暗くなりかけた頃、ようやくトラックが出発。時刻は18:00を回っていた。

移植現場に回って、仮置きした大木の根鉢にブルーシートをかける。この据付もかなり困難な仕事になるのでは?

途中、今後の出版物の打ち合わせなどを入れ、夜は皆でスーパー銭湯「汗蒸幕(はんじゅんまく)のゆ」に入りに行く。ここは東北で唯一の韓国式サウナがあり、レストランで食事がとれる。僕は海鮮テンジャンチゲ(味噌)のハーフとご飯。

明日は天気が崩れそうだ。まだ現場には3本の木が残っている。


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