サンライズに乗って♬


久しぶりに「大地の再生」取材で仙台へ。事前に格安チケットが取れれば神戸空港から仙台空港まで飛行機で行くのも早いが、空港までのアクセスがけっこう面倒。名古屋港から仙台港までフェリーという手もあり、なかなか豪華なフェリー客船らしく、ざこ寝なら値段も安い。でも名古屋港19:00〜仙台港翌日16:40と中予半端な時間着。

陸路(電車)の仙台行きはその日の午前中に着くには高松を始発のマリンライナーで出なければならなず4:35発。バスはまだないので駅までタクシーか、自家用車を使うなら一泊4~500円の安い駐車場に止めるが駅まで遠い。で、いちばんスッキリとラクなのが寝台特急のサンライズ瀬戸!なのである。

高松から東京まで乗り換えなし。高松21:26発〜東京7:10着と時間帯もいいし、東京駅での乗り換えの余裕をみても新幹線のはやぶさを使えば仙台には9:10に着く。

この「サンライズ瀬戸」を初めて使ったのは昨年の福島三春取材の帰りだった。この夜は東京で3人娘たちと再会してしこたま飲み、最終の新幹線に乗り遅れてしまい、東京駅の緑の窓口で勧められたのがこの列車で、このときまでこんな寝台特急があるとは知らなかった。

この車両、消えゆく寝台列車のなかで定期便として「最後に残る寝台特急」といわれ、マニアだけでなく一般旅行者にも人気が高い。ウィークデーなので空いているだろうと今日の昼に駅に切符を買いにいったら、なんと残り一部屋のみで、ぎりぎりセーフ! いつもの「ソロ」よりちょっとお高い「シングル」 になってしまった・・・とはいえわずか1,080円のちがい。

「ソロ」は電動車に、「シングル」は付随車に作りこまれている。シングルは2階建て構造の車両に上下で部屋を作っているので居住性はソロより高い。シングルもソロも共にベッド幅は70cmだが、天井高はソロ145cmに対してシングルは185cmとゆったりめ。さらにシングルには簡易テーブルがあり、駅弁や酒・つまみを食べやすい。今宵は駅弁ではなく、昼間の残り物のMyお弁当ですが、これもまた良し。

ただしサンライズ瀬戸にはなかなか洒落たミニロビーがあって、ここで夜景を見ながら飲むのもいいものである。

そしてこの車両、1998年(平成10年)にグッドデザイン金賞[8]、ブルネル奨励賞を受賞、1999年(平成11年)に第42回鉄道友の会ブルーリボン賞をそれぞれ受賞している通り、デザインが非常に優れており、たとえば椅子やテーブル、あるいはトイレの各部構造的なレイアウトまで、考え抜かれたぎりぎりの造形には惚れ惚れするほどで、そのリベットの位置まで美しいのだ。

個室は暗号式のオートロック機能がついていて安心♬ 4桁の数字を入れて#を押す、というのもオシャレだな。

サンライズ瀬戸のソロで新幹線指定を使うと仙台まで総額28,870円、マリンライナーと新幹線で全席指定だと仙台まで総額 26,730円。これならサンライズの勝ちだな♬ いつまでも残ってほしい列車だぜ!

では、行ってきます!


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