お彼岸の墓参りに行く。良く晴れて屋島や瀬戸内海がきれいに見えた。自宅に戻って海を眺めながらお茶。近所の和菓子店「芝山」のおはぎをいただく。あんこ、きなことセットで「三色おはぎ」になって売られている中の、緑色のおはぎ! 関東人の私は、これは今まで見たことがない。
関東では黒ごまはあるけど緑は・・・。鮮やかな緑・・・関西・・・といえば抹茶だが、これは青のりだった。
食べてみるとその柔らかな風合いにちょっと驚く。実は、青のりは青のりでもこれは焼きそばやお好み焼きに使われている廉価なアレと同じものではない。
「お好み焼き」に使うのはアオサという海藻(正式には青のりと呼ばない)、本当の青のりはスジアオノリという海藻なのだ。スジアオノリの値段はアオサの10倍以上、四国が主な産地。ナルホド。
スジアオノリは汽水域でよく成長し、徳島県の吉野川、勝浦川、那賀川などの河口域で養殖や天然の採取が行われており、徳島だけで全国生産量の7〜8割を占めるという。
そういえば、以前この味にハマって山芋のすりおろしなどにかけて食べていた時期があったのを思い出した。ただ、開封すると足が速いので、乾物たちの段ボールに入れて忘れられると変色して、香りが消えて旨くない(笑)。
こういうのはハレの日に贅沢に使い切るべきものだ、おはぎのようにね♬