直島2019/その1


6人組、最終日。やはり、どこか島に行こう・・・ということになる。男木島は面白いのだが、前回K嬢が体験済みなので、今回は直島にする。現代アートを見ておくのもいい経験になるだろう。まずは高松港の撮影スポットにて。

フェリーはかなり大型で、デッキには作品まで置いてある。

中も新しくてオシャレだ。外人がすごく多い。8割くらいを占めるのではないか。

1時間ほどで到着。赤いカボチャが出迎えてくれる。

上陸。私は14年ぶり4回目の直島。前回は2005.9群馬在住時代に「コペン西へ」15日間の旅を敢行した途上、できたての地中美術館を見に行った。フェリーも案内所もすっかり様変わりして、オブジェも増えた。

今日は村営バスでベネッセハウス・ミュージアム(旧称:直島コンテンポラリーアートミュージアム )向かうつもり。バスは頻繁に出ているようなので、まずは腹ごしらえしようということになり、港からも看板が目立つうどん店へ。前には金属フレームとネットの作品。中で製作中だった。

うどんは期待していなかったけど、案外頑張っていた。

バスを待つ間、近くのアート銭湯を見に行く。おおお、写真で見て知ってはいたが、やはり実物わ・・・これは凄い!

この銭湯、実は普通に入浴できる(営業時間外だったけど)。

ウチの島にベネッセが乗り込んできてワケのわからないことをやっている・・・と、これまで批判的に思っていた住人もたくさんいると思うんだけど、それを懐柔するのに十分すぎるパワーだ(笑)。

直島銭湯「I♥︎湯」は大竹伸朗 2009年の作。直島の旧銭湯を大竹氏のクラップブックの手法で、外観・内装はもちろん、浴槽、風呂絵、モザイク画、トイレの陶器に到るまで、これでもかというほどコテコテにキッチュまみれにした作品(中も見てみたいな)。

銭湯の外回りを掃除していたオジサンに話しかけると、ベネッセハウス・ミュージアムは自転車でも行けそうな距離だというので、貸し自転車を探してみるが、どこも予約でいっぱいで借りれない。きょうびの直島、土日はめちゃ混みらしい。

カボチャ(草間彌生・作)まで行ってみる。

赤血球型の椅子にも。

バスは長蛇の列、だが途中「家プロジェクト」のある本村地区でかなりの客が降りる。終点で降りても目的のベネッセハウス・ミュージアムまでちょっと距離があり、無料のリムジンバスに乗り継ぐのだが、待ち時間が30分あるのでわれわれは歩いてしまうことにした。ゲートに美しいツツジが咲いている。

黄色いカボチャのオブジェを過ぎて、懐かしいキャンプ場のある海岸を歩く。

ここは2回目の直島行きで娘たちと泊まったことがある。ニキ・ド・サンファールのオブジェ椅子に三女が座った写真が、当時の私の日記にある。

新しい宿泊棟ができていた。

ここからは海沿いの急坂を歩いて行く。

すると忽然と美術館のアプローチが現れる。建築が地味なコンクリート打ちっ放しと自然石で、かつ建物のほとんどが丘の地中に沈んでいるために、表面視界の印象が薄い。

それだけに、中の建築空間とアートの印象は強烈である。最初に訪れた1999年の夏、そのときの印象と同じままギャラリーのフロントに、アルベルト・ジャコメッティのブロンズ像が迎えてくれる。

(続く)


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