ビングシの塩焼き


先日、ベイカを買ったスーパーで「ビングシ」を見つけたので買ってみた(「タモリ」や「セトダイ」という別名もあり、先日の今治では前者の名で売られていた)。

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ついでに「ケンサキイカの子」も安かったので買った。どちらも鮮度はあまりよくないが、とにかく二つで500円でおつりが来るという値段。イカ子はさっと茹でて鍋の具に。

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実は先日マダイを買っておろしてみたのだが(写真↓)そのとき出刃の使い方をあやまって刃をこぼしてしまった。タイなんておろすのはそうそう機会がないので、なかなかうまくいかない。

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というわけで、今日は包丁の刃を研ぎなおすところから始めた。

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タイをおろすときウロコ落としがなかったので、ビールの王冠で作った。

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建築残材のスギを持ちやすいように削って。王冠はあらかじめ釘で予備穴を開けてからビス打ちする。

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このウロコ落とし、縦に(長手方向に)引くとビングシのような小型魚でもよくウロコが落ちる。とりきれないところは小出刃で落とす。

ウロコを落としやすいように料理ばさみで邪魔なヒレは切ってしまうとラク。その後、エラを取り、小出刃で腹を裂いて内蔵を出してよく洗い、キッチンペーパーで水分をとって調理直前までラップして冷蔵しておく。

さて、今日も鍋なのだが、ビングシは手のひらサイズなので塩焼きに。

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白身ながらけっこう濃厚な味わいの魚である。4尾焼いたので、途中からほぐし身を鍋に投入しながら食べる。

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酒は川鶴を熱燗で。先日購入した砥部焼のとっくりは、ちょっと時代劇という感じで古風すぎてどうかな? と心配したが、伊賀焼の鍋と萩焼のぐい飲みにはさまれて、案外モダンに映えるのが嬉しい誤算♫

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それにしても小魚は食う所が少ないが、骨やひれや皮の周囲のゼラチン質のところは実に美味い。このような魚は調理も面倒だし外で食べる機会もないので、美味しさどころか存在さえも知らない人が多いのではないか。

ママカリも売っていたの料理してみたい。海の魚は季節感があるのがいいネ♫


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