脳と芸術


先日の豚頭だが、その脳のあまりの小ささに驚いてしまった。まず豚の頭蓋骨が、その頭の肉塊に比べて細っそりとしているのも意外だったが、成豚の脳は人間の拳くらいはあるかと思っていたら、ゴルフボールをひと回り大きくした程度なのだ。驚いた。

ひるがえって人間の脳が異常に巨大なのであり、その能力の10パーセントしか使われていないという話、そして約70%は機能していない「ジャンクDNA」、さらに三重らせん”構造のDNAを持つ子供たちの出現・・・という話を思い出してしまうのである。

これまで幾度となく殺し合いを続けてきた狂気の歴史がある一方で、人間は偉大な芸術を作り続けてきた。ベネチアの現代美術館「プンタ・デラ・ドガーナ」のような退廃的で脳を萎縮させるものも出現しているが、一方で希望のある建築も生まれ続けている。

ところで、この頃音楽はYouTubeで発見しながら新しいサウンドを楽しんでいる。お気に入りをいくつか紹介しよう。まずはJ-POPから。

*空気公団「旅をしませんか」

『さいはて紀行』の金原みわさんのツイッターで知った空気公団。ボーカルの山崎ゆかりが昔の荒井由実似の声、でも詩の透明感が現代的で泣かせる。昨年、高松の北浜alleyでライブしたらしい、残念!行きたかった。

***

*福原希己江 「 想い想われ」

ドラマ『深夜食堂』内で挿入歌や劇中音楽を担当していた人らしい。声がいい♬  それに2コードの反復でこれだけ聴かせるのは凄い。

***

*Lamp「恋は月の蔭に」

Lamp?ぜんぜん知らなかったけど、偶然見つけた。これ和製ボサノバの傑作でしょう。作った本人も「これが出来たのは、奇跡だと思っています」と言っているくらい(笑)。

*****

次にギターの部

*Nelson Faria「Romero Lubambo e Nelson Faria | Days Of Wine And Roses」

ホメロ・ルバンボ、ラッセル・マローン、ときて最近また発見したギタリスト、NELSON FARIA ネルソン・ファリア。ウルグアイのミナス出身らしい。2003年に『ブラジリアン・ギターブック』という教則本も出しているくらいだから古い達人だよね。ルバンボとのデュオDays Of Wine And Rosesはファリアのアドリブがだんぜん良いね。カイナン・カヴァルカンチとのDindiもお聴きください。

さて、芸術話でもうひとつ。

作家の丸山健二が札幌の出版社「柏艪舎(はくろしゃ)」というところから全集を出し始めている。これが、自著の内容をすべて改稿し、10年余の歳月をかけて完成するなどというとんでもない全集なのだ。

また、丸山文学を英訳し世界に発信するというプロジェクトの資金集めのためのクラウドファンディングが立ち上がっている。最終目標はノーベル文学賞受賞だそうだ。いやすげえな。

『水の家族』は韓国訳が10刷というからけっこうな売れ行きじゃないか。外国の読者からは、「『これまで、単なるエンターテインメントに過ぎない、作文だか脚本だかわかないような日本の文学にはうんざりしていたが、丸山作品に出会って初めて目から鱗が落ちた』といった声が多く寄せられている」という。

北海道新聞(2018.11.9)。

クリックで拡大

楽しみだなぁ、私は20代の頃から丸山文学はそうとう読んでいるからねw。

というわけでアートに関してはまだまだ語りたいことがあるのだが、今日はこの辺で。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください