残りの岩牡蠣の剥き身です♬ 昨夜、軽く洗ったものをバットに入れておいたら、水分が出てきたのでそれを何度か捨てた。だから身が締まっている。
さらに5個を選抜して塩水で洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取る。黒いびらびらのところは汚れがついているので念入りに拭いておく。これをカキフライにします♬
しかし、2/15にカキフライを習得しておいて良かったなぁ〜。ポイントのおさらい。
1)キッチンペーパーに挟んで十分に水分を吸い取っておく。
2)それに片栗粉をまぶす。
3)ドロに付けてパン粉に転がす。
4)手で握る感じで牡蠣を俵形にまとめる。
5) 175〜180度くらいの温度で揚げる。
ドロを作るのは全卵を溶いたもの(左)に小麦粉を先に水で溶いたもの(右)を合わせるとダマができにくいようだ。
中華鍋に米油で揚げていきます。サイズが大きいので2回に分けて。
デカイです! しかし、弾け飛ぶこともなくうまく揚がった。やはり、俵形に整形して揚げるのがいい。
完成! 皿からはみ出てます(笑)。はたして岩牡蠣がカキフライとしてイケルのだろうか? いやA君たちが「フライめちゃウマですよ〜」と言っていたので間違いあるまい。
まずそのままで食べてみた。昨夜の牡蠣ご飯で感じたあまりの牡蠣臭さは消えている。甘く、豊潤コクがある。レモンとウースターソースで。
ぐはっ、これはうまい!!! それにしてもこの貝柱はどうだ、ベビーホタテより大きいのじゃないか?
一気呵成に平らげてしまった。俵形にまとめると油の吸いも少ないせいか軽い。小麦粉と卵とパン粉が炭水化物なので今日はご飯はなし。それでも一食の充実感がある。なにしろ牡蠣は栄養豊富な完全食だからね。
低脂肪・高タンパク。あらゆる食品の中で最も亜鉛含有量が多い(亜鉛に老化を遅らせる作用があることはよく知られれている)。ほうれん草の約2倍の鉄分を含む。カルシウムも豊富、ビタミンA・B1・B2・Cなどもたっぷり含む。18種類のアミノ酸、グリコーゲン(ブドウ糖)、タウリン(アミノ酸の一種)など、さまざまな栄養素をバランス良く含有している・・・などなど。
さて、そんなわけでまだ余力が残っているので、残りの牡蠣で佃煮を仕込んでおきますか♬
酒・みりん・醤油・砂糖、これをほぼ同量、牡蠣がひたひたになるくらいを目安に。そしてショウガのスライスを数切れ。
強火で煮立てる。
アクは中央に集めてこまめにすくう。泡が鍋から吹き上げそうになったら火を弱める。
最後まで落し蓋は使わないでアクを取り続ける。
こうして煮汁が牡蠣の半分の高さにまで煮詰まったら完成。ここまで約20分。
あれだけの牡蠣がこのサイズに凝縮された。容器に入れて冷蔵庫で一週間は保つだろう。これ、刻んでお茶漬けにしても旨いと思う♬
残った煮汁は捨てないでラーメンスープのたれにするのだw。岩牡蠣、楽しませてもらったぜ、瀬戸内の海アリガトウ!
大内さん、この大きさで5個は食べ過ぎですよ!
僕は3個で腹一杯でした。
でも、小豆島のレバカツも揚げたので、やっぱり同じか…
いやバルザックほどじゃないから大丈夫だよw。
それにしても、もう「殻付き牡蠣」むきマイスター、恐いものなしだね。
ところで広島の牡蠣剥きのプロたちが使う「カキ打ち」という道具知ってますか?
こちらに動画があります。
https://www.youtube.com/watch?v=QY12mKZEkR0
これを見ると貝の下の貝柱から先に切ってますね。そして映像では1本刃ですが、実は2本刃の道具もあるのです。こちらです。
http://www.muranokajiya.jp/fs/muranokajiya/hiroshimakaki
これで慣れるとすごいスピードで剥けるようになるそうです。実はこの「かき打ち」の存在は前から知っていました。丸元淑生が自著『キッチン・バイブル』(講談社1996)に書いているからです。
しかし丸元淑生はやはりマニアックというか酔狂です。実際にこの道具を使って家で牡蠣を剥いていたというのですから(笑)。
アマゾンで2400円で売ってました。
https://www.amazon.co.jp/村の鍛冶屋-広島型-カキ打ち-2本爪-村の鍛冶屋-広島型-カキ打ち-2本爪/dp/B06XCGR7ML
家でちょこっとやる分には今回購入したオイスターナイフがいちばんいいと思います♬
やはり、男は刃物には目がないですねえ。
二本刃、実は既にアマゾンでポチリそうになったところです。
いやいや、来年までには時間があるので踏みとどまりました。
縄文人に教えてあげたいです(笑)