柿酢を仕込む、コブダイの鍋


先日いただいた柿が腐熟してきたので柿酢を仕込むことにした。柿酢づくりは3回目。いずれも良くできて、前回のものは洋酒瓶3本分採れた。長期保存でき、熟成で味が深まるのでストックはいくつあってもいい。

柿は水で洗わない、ヘタだけ取る。

あと黒い部分はカメムシ被害の跡なのでそこも。

これをそのまま・・・

保存容器の中へ。

すぶずぶ〜と押し込んでいく。

半液体状になったそれに布で蓋をしておく。

これで発酵熟成させる。実に簡単である。お酢なので殺菌作用があるためか、雑に仕込んでもカビなどはつかない。数ヶ月後、これを濾し取って柿酢ができる。柿酢は和の料理にはもちろんだが、熟成が進むとバルサミコ酢の風味にも似て、シンプルなサラダドレッシングのベースにとても良く合う。

夕刻、男木島の小林さんから魚が届く。コブダイの切り身である。漁師M君の定置網でも掛かったことがあるが、大味でまずい魚・・・というのが瀬戸内の漁師の感想らしかった。しかしネットで調べてみると評価は高い。

鍋で食べてみることに。念のためにアサリもいっしょに入れることにした。

おお、コブダイ美味いです! 白身でやわらかく、くせがない上品な味。もちろん徳島木頭柚子のポン酢醤油で。

最後の雑炊がまた良かった。塩麹にかるく漬けて保存しておいた切り身だそうだが、やはりサメのときと同じように、保冷保存技術が発達した今は昔の漁師の評価はくつがえるのであった。

20時過ぎ、小林さんの車で高松駅まで運んでもらい、「サンライズせと」で東京に向かう。明日から仙台で「大地の再生」取材を3日してきます。


「柿酢を仕込む、コブダイの鍋」への2件のフィードバック

  1. 柿酢!良いですね〜〜♪
    今年の柿は終わってしまったので 来年は是非‼︎
    …って 鬼に笑われちゃう(;^_^A

    仙台大地の再生❣️楽しみにしています〜♪
    寒くなってきました、お気をつけて^_^

  2. 仙台から戻りました。

    またまた大きな収穫。大地の再生・矢野さんの話は
    汲めども尽きぬ泉のように・・・。

    レポート、ちょっと遅れますがお楽しみに♬

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