松尾と茶の湯


PCは持たず、トラベラーズノートだけ持って坂出のカフェ「松尾」へ。ここで朝食兼昼食をとりながら旅の間のノートをつける。

相変わらずのレタスの量。コーヒーもポットで来て2杯分。柱の細い古民家(というより昭和のフツウの家も、ここまでうまく内装するといい感じのカフェ空間ができてしまうという不思議。もちろん食の内容もいいから来るのだけど。

東北の山々を旅して、カフェ文化がなせ北関東・東北にないのかがよく分かった。雄大な景色の前では狭い部屋でお茶する必要がないのだ。逆に言うと西日本には魂を奪われるような雄大な景色がない。茶の湯は西日本で完成した。

夜は鰹節と昆布で濃い出汁をとって蕎麦。麺は出雲のちょいとお高めのを買って茹でた。七味はコレを開封。

長野は善光寺前にある有名な七味屋「八幡屋礒五郎の《七味唐からし》」。缶を開けるとこの小袋が二つ入っていおり、開封後は要冷蔵とある。

風味は、開封して空気に触れた瞬間から徐々に落ちていくもの。少しずつ購入し、開封後は早めに使い切ることで、その風味を守り、最後まで美味しく召し上がっていただく

というこだわり。

八幡屋礒五郎

ケヤキのひょうたんに入れた七味は、西日本では夏の間に湿気ってしまって使い物にならない。これからはこれで行く。


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