奈良でがけ崩れの跡地の処理をする矢野さんの講座があると聞き、屋久島の熱も冷めやらぬまま出かけた。場所は奈良県の宇陀市で、地図で調べてみると室生寺が近い。室生寺は何度か近くを通っているのだが、まだ見ぬ場所。ようやく機会が訪れた。
家を深夜に出て、SAで仮眠しながら早朝に室生寺の駐車場に着く。開門の8:30と同時に入る。受付で聞いてみると、奥の五重の塔までは徒歩20分だそうだから、早足なら講座の受付に十分間に合う。シャクナゲがちょうど咲き時で綺麗だった。
透明な水を湛えた池が2つある。これも風と水の流れにおいて重要な意味がある。
金堂へ続く石段。
そこかしこにシャクナゲの花。よく手入れされていて、爽やかな風が流れてくるのがわかる。
金堂はまだ開扉されていなかった。建物自体も国宝だが、内には国宝・重文の仏像が多数ある。
石仏とお宮。
本堂(勧請堂)。真言密教寺院の中心であり如意輪観音菩薩が安置される。
石で組まれた池があった。
そして回り込む階段の先に五重塔が・・・。
息を飲むほど美しい・・・とはこのことだ。平成10年の台風で損壊したが、2年をかけて修復された。
帰路、金堂の扉が開かれていたので、仏像を鑑賞できた。弥陀堂は修復中で、釈迦如来坐像は見れなかった。名残惜しく寺を後にする。