右肩は相変わらず痛いが、左腕は治った。バロンの怪我で前回の仏生山温泉行きが流れたので、本日行くことに。源泉は32度と低い「ナトリウム炭酸水素塩・塩化物温泉」である。沸かし湯だけど(露天に源泉で入れる浴槽がある/ちょっと冷たい!)、ヒバの浴槽には温泉成分が析出・固着している。四国では名湯といっていいのではないだろうか。
建物も良いのだ。そして古書などが並べて置いてある(販売も)。
石城謙吉さんの森の本や、山尾三省のエッセイなども置いてあり、こだわりが感じられる。
午後は久しぶりに里山オーナー制度で借りている三木の山に行った。これから5月の連休くらいまでが一番いい季節である。
せっかくなので背負子を持っていった。
枯れ枝は道の入り口からいくらでも拾えるのだが、いちおう自分の区画まで行って拾うことにした。
あっという間に背中いっぱいの枯れ木が。
夕刻、N先生とトレスタ白山にてGomyoの田んぼの持ち主さんに会う。昨年夏に崩れた棚田の、修復工事の承諾を得なければならないのだ。三木にお住まいなので私たちの活動は好意的にみて下さっているようだ。ありがたいことである。
昼は温泉から出て近くの洋食店「花櫚(かりん)」にカキフライを目当てに行ってみたのだが「ご飯も牡蠣もなくなった」とのこと。う〜ン、他にカキフライ食べれる店ないか?・・・ガストくらいしか思いつかない。いや、あった! yuiさんのお墓近くの「淡海」、あそこなら・・・。
ありましたw。牡蠣は数個寄せ集めて揚げているタイプだった。
1,600円とお高いが、ご飯大盛り無料。自家製ソースとタルタル、小鉢もついて食べ応えがある。牡蠣フライは自宅で揚げるは難しい。小さなフライパンで浅い油で揚げていては、全部揚げ上がる頃には最初の牡蠣が冷えてしまう。それに油はねもある。
だから外食ということになるのだが、以前よく行っていたお店は一昨年閉店してしまった(「花櫚」もリベンジしておかねば)。「淡海」はyuiさんの法事で2度使わせてもらった。味には定評がある。そして食後にコーヒーが付く。
店内は広々としてゆったり座れる。コンクリートの建物なのだが内装に本物の木や竹を使っていて、テーブルも無垢板、すばらしいのである。
遅い昼飯、山歩きと薪集めでちょっと消耗したとはいえ、夜は軽くすませたい。帰りに乾麺の蕎麦を2種買ってみた。めんつゆも今日は出来合いのでいいかぁ・・・とスーパーの棚を物色してみたが、どれも添加物と砂糖やアミノ酸等とあるので止めた。
やはり昆布と鰹節にかぎる。私のように30年も鰹節を削り続けて、醤油やみりんなどに本物の調味料を使っていると、市販のめんつゆは甘くて辟易してしまうんだ。あれでは蕎麦の味は消し飛んでしまうよ。
ああ、すっきりとしたいい味。やはり、自分で作ってよかった。そして、蕎麦には青ネギではなく白ネギ!
祖谷蕎麦のほうでやってみた。ま、風味はとぼしい。そこは乾麺だから仕方がない。でも、もう一つの「戸隠 本十割そば」はけっこうお高かったので、ちょっと期待♬