今年は卓上カレンダーが入手できなかったので自分で作ることにした。インターネットで無料のダウンロードサイトがあり、そこから気に入ったデザインのものを拝借して厚紙にプリントアウトし、カットして束ねるというもの。
こちらの「ハッピーカレンダー」さんから和モダンのものを使わせてもらった。
台紙はダンボールをカットして70度くらいの傾斜を作り、セロテープで固定する。
上部に目打ちで穴を空けて、銅線でリングを作って止める。銅線は100円ショップで入手できる。このコパー色が好きだ。真鍮もいいが、銅線のほうが軟らかく加工しやすいこともある。
TG-5の接写機能で近づいて撮ってみた。これはRX100ではできない芸当だ♬
ぬか漬けがいよいよ乳酸発酵を醸し出したので、今日はyuiさんのご実家に届けてきた。その帰り道、ちょっと早い買い物にスーパーに立ち寄ったら、鍋用のアンコウが安売りで出ていた。この鍋パック、山口産なのだけど、肝付きで実に旨そうで、いつか買ってやろう・・・と思っていたのだ。
身はさっと湯がいてアクを取っておく。肉だけでなく皮や軟骨・ゼラチン質のところも入っている。
肝はショウガとネギの青いところを載せ、酒をふって蒸し器にかける。
ネギとショウガは捨てて、肝と汁をすり鉢へ。
ここに白味噌をたっぷり入れて、よく擂って肝と混ぜ合わせる。
鍋に利尻昆布。
沸いてきたら昆布を抜いてアンコウを投入。そして、隠し味として鶏の胸肉を小さき切ったものも少し。
沸いてきたところでキノコと白菜・キャベツ。野菜はあまり多種類を入れないほうがいい。
野菜がくたっとしてきたところで先ほどの肝味噌を溶き入れる。
最後に牡蠣を追加。
牡蠣が煮えたところで食べ始める。
柚子や橙が合う。独特の香りが食欲を誘う。
アンコウの身は白身で、やわらかく独特の食感があってうまい。
皮のベラベラや軟骨を楽しむ。スープはこくがあって旨いが、さすがに赤札モノなのでやや落ちる感じはする。
レシピを参考にした「クリトモのさかな道」ではシメに白米を生米から入れて雑炊を作っているが、牡蠣まで食ったので一人ではとても完食できそうにない。なのでご飯だけ入れてぶっかけ飯のようにして食べる。これでもかなり美味しい。肝味噌が白米に絶妙に合うのだ。
これは漁師たちがよくやる「どぶ汁」のアレンジ版といっていいだろう。茨城北部の漁師たちが船上でよくやったというアレである。本来は水は使わずに、アンコウの肝と身と野菜の水分だけで作る。
私の実家は茨城の水戸なので、子供の頃は父がアンコウをよく食べていた。その頃は鍋ではなく茹でた身を酢味噌で食べていたのである。当時、アンコウは下魚で、その身はタダ同然で入手できるような魚だった。保冷技術やトラック輸送が発達し、肝が新鮮なうちに販売できるようになって初めて鍋が注目され、アンコウは高級魚となったのだ。
大人になって築地でバイトするようになったとき、場内でアンコウを1匹買いして友人宅で鍋をやったことがある。風呂場で吊るし切りしたのが懐かしい思い出だ。アンコウ鍋は鰹節と昆布を合わせた基本出汁でやっても美味しく、そのときはセリやウドなど香味の強い野菜や、キノコなどもよく合う。
次回は早朝に出向いて、鮮度のいいのを2パック買ってやってみる?