囲炉裏暖炉の季節がやってきた。とはいえ今晩はTシャツ姿で火に当たっていたけどね(笑)。スギの枝をGomyoから持ってきた。竹を切ってスギの大木を救出したのだが、枯れ枝がたくさん落ちていたのだ。それを夜中だけちょっとずつ燃やしている。こんな楽しみ方は囲炉裏ならでは。
ネイティブアメリカンの言い伝えに「白人はたった1杯のお湯を沸かすのに自分たちの10倍の薪を使う」「大きい焚き火は近づけないから皆が暖まらない。小さな焚き火は近くに寄れるから皆が暖かい」という言葉があるそうだ。
私は自著『囲炉裏暖炉のある家づくり』のなかで、「小さな炎で最高の豊かさを引き出す」「小さな炎を維持しながら使うのが神髄」というフレーズを書いたけど、小さな炎は熱量が少ないので木のガス化が途切れやすく、炎が消えで煙くなりやすい。細い枝はよく燃えるがすぐに燃え尽きてしまう。小さな炎の維持は案外難しいのである。
が、枯れ枝を使うとこれが簡単にできる。枯れ枝は細いし乾燥しているし、中に空気を含んでいて自分からゆっくり燃えてくれる。とくにスギの枯れ枝は、その小さな炎を持続させるのに実にやりやすい。
そして、いま枯れ枝を拾う人は、誰もいない。せいぜい、焚き火台で火を愉しむキャンパーくらいなものだ。
おっと、こちらも報告しておこう。シズの酢締めは・・・
美味しかったですよ♬
畑のシソが実を付け始めた。