前夜、釣りから戻ってから三枚におろしにしておいたシーバス(小型のスズキ)。身から滲出する水分が身に戻らないようにサラシに巻いてからラップしておいた。
薄切りにして氷水でさっと洗い、水を替えて10分ほど放置。これで臭みとあぶらが適度に抜ける。
洗いづくりは本来生きた魚でやるもので、生け簀のある料理屋でなければ食えないが、さもなければ釣り師の特権である。夏が旬の白身魚~近海のスズキやカレイやコチの洗いづくりを吟醸酒でやるのは、海幸に恵まれた日本人の最高の喜びのひとつであろう(一晩寝かせたので見た目しんなりしているが、本当なら身がハゼてブリブリに)。
腹身は塩焼き。あぶらがのって旨い。焼き物にすると生臭みは風味に変わる。
もう一つは小麦粉をふってムニエルに。これはレモンかすだちがほしかった(買うの忘れた)。
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さて、メバルは洋風に。タマネギ、ニンニクをたっぷりのオリーブオイルでいためてメバルを入れる。
ひっくり返して表面に焼き目がついたらトマトと白ワインと水を少々入れてフタをして蒸し煮。
メバルのアクアパッツァ、イタリアの郷土料理だ。骨とヒレからいい出汁がでるのでスープがまた美味しい。
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スズキの残りは昆布締めにして、明日の楽しみに♫