今年はイチジクのなりが早いようだ。今日は4つ穫れた。
大きさもなかなか。木は10本ほど植えてあるが、まだまだ若木なのでいちどに4つ完熟することは珍しい。
昨日のタイの半身だが・・・ラップして冷蔵庫に入れた皿を出し、ひっくり返してみると透明な煮こごりで覆われていた。
ビール片手に身をほぐしにかかる。
けっこうな量が取れる。味は塩がしみて昨日よりおいしいくらい。天然ものなので嫌な臭みはない。
頭と骨の残骸でスープをとってみることにした。アクをとりながら中弱火で30分。
ボールに漉し取る。かなり濃厚なストックがとれた。塩焼きの残骸なので適度な塩味もついている。これを口に含んでみると、タイの出汁でラーメンを作る店があるのもわかる気がする。
前から気になっていた丸元淑生のスープレシピがある。サバの頭と骨からとったストックでつくるモロヘイヤ・スープである。まったくの未知の味であるけれど、これはきっとおいしいだろうと、直感的に思わせてくれるレシピなのだ(『家庭の魚料理』36ページに収録)。
畑から摘んできたモロヘイヤはすでに茹でて冷蔵庫に入っている。このタイのストックで、アレンジして作ってみよう。ジャガイモとシイタケとトマト(畑のエアルームトマト)、そして刻んだモロヘイヤ(正式レシピではタマネギも入る)。
ストックが足りないので、昆布といりこの出汁を追加。
トマト、シイタケ、ジャガイモをストックで煮る。
10分後、トマトが溶けてくる。
皮を取り出しておく。
ミキサーに入れる。
フタを押さえていないと蒸気で飛び上がるので注意w。
鍋に戻して・・・
塩とカイエン・ペッパーで調味。
刻んだモロヘイヤを入れる。
ひと煮立ち。
もう一度ミキサーへ。
完成。モロヘイヤとジャガイモのとろみが特徴的なスープ。濃厚、深い旨味、トウガラシの辛さがいい。ともあれこれまで体験したことのない不思議な味。タマネギを入れ忘れたのは残念だった。ぜひもう一度作ってみたい。
さて、タイのほぐし身は? 生卵に醤油・酒みりん・出汁で味付けした汁にドボンと入れ、ゴマをパラパラ。
それをご飯にぶっかっけてもみ海苔をちらす・・・という宇和島の鯛めし風に食べてみた。コレが・・・やはりメチャうまなのである。
それにしても、どうして生卵にタイってよく合うんだろう?
完食しておかわり2杯目。しかし、177円の真鯛1匹で楽しませてもらったわ(笑)。
「僕もタイ食べたかったでしゅ!」・・・ってオマエは天然ブリあらを全部キレイに平らげたでしょ。
食後くつろいでいたときの証拠写真w。