自然食品店で購入した無農薬玄米の初食。ラベルには「紙マルチ農法による無農薬・無化学肥料・有機肥料栽培コシヒカリ米」とある。これを白米まで精白するのは勿体ない。まずは5分搗きにしてみる。
いつものように2合で精米。
所用時間は1分くらいだった。う〜む、5分搗き・・・かなり精白されちゃうんだな。胚芽は残っているけど。まあ炊いてみよ。
米を研いでからザルのまま20分ずつひっくり返して合計40分。それを土鍋「かまどさん」でいつものように炊く。初めての米は期待と不安が交錯するな。土鍋のフタを開け、しゃもじですくって口に含んでみる。
おお、これはなかなか美味しいですぞ! これは、やっぱり3分搗きで食べるべきだと思った。明日はそうしよう。
夕刻スーパーに行ったら相変わらず魚介類が不人気なようで赤札2枚貼りでイサキ(長崎産)と小型のケンサキイカ(愛媛産)がメチャ安! それもかなりの数が売れ残っている。
イサキははたして刺身で食える鮮度だろうか? 三枚におろして中骨を抜いていると身が崩れたので刺身はやめた。それでも頭と中落ちはすぐにスープストックをとる(ショウガを一片入れた)。
三枚におろした一番いいところ2枚、これはフライにしてみよう。端切れは皆バロンにあげた。昨日の約束は果たしたぞ♬
こんな感じで。
うば〜、これはめちゃうまだ=。自分でおろしたてをフライにするとこんなに美味いのか。しかもやわらかいし。
で、頭と中落ちのスープストックはタマネギとダイコンとワカメの味噌汁にした。う〜ん、これも良かった!
昼に炊いて、おひつで保存しておいた冷や飯はそのままで美味しく、チンする必要はない(まあ電子レンジ持っていませんが)。醤油とワサビをちょんとつけて。
お米もいいけどやっぱ液体も♬
これでもうお腹いっぱいだけど、イカも鮮度が落ちないうちに料理しておこう。足を引き抜いて解体し、内臓と甲を取る。内臓も墨もこの鮮度では食べないほうがいい。胴はひれの下端で半分に切る。
フライパンにオリーブ油、アンチョビ3枚、赤唐辛子を入れて点火。
ふつふつしたところでイカ全部投入。
フタをして弱火。
アンチョビをフォークでつぶして加熱を続ける。
汁が煮詰まって油がパチパチしてきたらできあがり。たちまちできるイタリア料理の一品。レシピは丸元淑生『家庭の魚料理』から(同書ではヤリイカを使っている)。
アンチョビの香ばしさがたまらない。これは冷めたらラップして冷蔵庫へ。明日のおかずなのだ。冷製でも食べたいときはニンニクはないほうがいいね。
瀬戸内ではベイカという小型の(6~8cmくらい)イカがよく獲れて、僕は内臓ごとアヒージョなんかにしてよく食べる。より大きいこのサイズ(ケンサキイカとしてはまだ子ども)も食べ応えがあっていいね〜。しかし内臓抜きの場合はアンチョビで味付けしないと物足りない。
ちなみに関東以北で日常食べられているのはほとんどがスルメイカ。だから西日本のイカの種類の多さには感動させられる。いまスルメイカは記録的な不漁が続いているらしいね。
しかし市販のアンチョビは高いな(自家製はまだ熟成中。。。)。