5/15東京とんかつ編「成蔵」


昨夜、2杯目の立ち食いそばを食べてしまったので午前中あまり食欲がない。もともと普段は朝食を食べないことが多いのだ。が、今日はどうしても足を運んでみたい店があった。東京とんかつニューウェイブの名店、高田馬場の「成蔵(なりくら)」である。

11時開店に合わせて20分前に到着。行列は必至と分かってはいたが、なんとすでに20人以上は並んでいる。こりゃダメだ・・・と諦めて次の路地をぐるりと回って別の店に向かう。が、やはりここまで来てもったいない気になり、意を決して並ぶことにする。

途中で女性がメニューの束を持って、路上にて注文を取りに来る。特ロース、特上ロースの他にも銘柄豚などがあるが、最も安いランチメニュー、1600円のロース(130g)にした。

1時間経ってようやく階段まで進み、スピーカーから小さく流れるジャズの音に身をゆだねるが、静かな店内の開け放たれたドアから蠱惑的な匂いが立ち昇ってきて、待ちの苦痛はそれほど感じない。

ようやく店内へ。カウンターの一番レジ寄りを案内される。テレビで見た通りのイケメン店主が一番奥で静かにとんかつを揚げている。目が合って「いらっしゃいませ」と会釈される。小さな店内に男性3、女性3の6人というスタッフ。

カウンターは合板の塗り、ビールは一番絞り、器もチープ。だが、肝心のとんかつは・・・。揚げた後でもすぐには切らないで。バットにしばらく立てて置かれる。

来た。この衣の白さ、ラードの香ばしい薫り。確かに、こんなとんかつは見たことがない。

低温でじっくり揚げているのだ。パン粉も糖分を少なめに特注で作らせているとか。キャベツも素晴らしい。このとんかつは何もつける必要がない。つけるなら岩塩。ソースでは勿体無い。

しっぽの部分。特ロースだともっと脂身を堪能できるだろう。ああ、なんという旨さなのだろうか・・・。この旨味の染みたパン粉を高松まで持って帰りたい(笑)

豚汁にも端切れ豚肉がゴロゴロ入っていた。昨日の店がご飯300円、豚汁200円と別料金で、しかも豚汁には一片の肉も入っていなかったことを思えば、この料金でこの内容は破格であり、人気が出るのは当然と言えよう。惜しむようにして、全てを平らげた。

女性チーフの気づかいや対応も素晴らしいものだった。外へ出るとまだ行列が続いている、30人以上は並んでいるだろうか。つまり、昼どきを外しても、ここでは並ばなければ食べれないということなのだ。

次はいつ来れるかな。ご主人、それまで健康に留意して頑張ってほしい。もうこれ以上進化しなくてもいいと思うよ。


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