讃岐富士の中腹になにやら白いポツポツとしたものが・・・。
クロバイの花である。この木は過去にはそれほど多くなかったようである。マツ枯れ跡地の乾燥した尾根によく生えてく樹木なのだ。
クロバイは北関東には見られぬ西日本以南の木だ。だから、最初に香川と愛媛の県境「魚見山」の尾根にこの花の群落を見たとき、珍しくて印象的だった。
近所の農家のおじいさんに声をかけて訊いてみると、マツ枯れの跡にひとりでに生えてきた木で、名前は知らないとのことだった。
私はどうしても名前を調べたくなり、道を探して尾根まで登り、花を確かめて同定したのである。クロバイは、西日本における山の変遷を象徴する植物と言えるかもしれない。
同じ地質の五色台にはなぜかクロバイは少ない。そのかわりツツジが道々を彩っていた。
五色台に近い雄山・雌山にもクロバイはない。が、ここにはセンダンの木がびっしりと中腹を覆っている。薄紫色の花が山を染めるのももうすぐだ。エネルギー革命後の山は、この後どうなるかは誰も予測できない。
家の近所に仕掛けたハチ箱を観察に行くが、偵察ハチも来ていなかった。
アカミミガメが群居して甲羅干しをしていたため池にも立ち寄る。
カメは居らず、フジが咲き乱れている。吸密植物はけっこうあるのだが、ハチは少ない。
さて、しめさばの昆布じめ3日目。まだ、十分食べれる味。むしろ昆布の旨味が移って熟成の風味。
今日はご飯はなし。またやってしまった、カツサンド。やはり、厚めのロースでやるのが美味い。