タコ逃しコウイカ釣る


今日は海が青く見え、風も穏やかなので夕刻釣りに。

いつもの場所はサヨリ釣りのグループに占拠されている.

違う場所に移動してみた。

そこでもおじさんが釣りをしていて、ちょうど納竿して上がるところだったので話しかけてみた。

やっぱり狙いはサヨリだそうで、クーラーボックスの釣果を見せてくれた。25cmくらいのサヨリが10匹くらい入っている。

さばいて一夜干しか天ぷらで食べるんだそうだ。

おじさんが帰ると岸壁は僕らしかいなくなった。

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沖には海苔養殖の筏が設置されていた。数週間前からイイダコ釣りの船が出始め、瀬戸内の海はにぎやかな季節である。

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回りに釣り人がいないとなんとなく釣れそうな気がしなくてダレてくる。

時おり青い小魚が群れをなして泳いでくるので、赤いエギから青いエギに変えてみた。

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そうしたら、エギが底に付いた頃、ロッドが重くなった。すわ、根掛かりか・・・と思ったらそうではなかった。

竿をしならせたままリールを巻いていると、浮き上がってきたのはタコだったのだ! それも結構いい型。

が、岸壁に上げる直前にエギが外れてしまった。

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「ああ、おしい。大きかったのに~」

一部始終を見ていたyuiさんも残念そうに叫ぶ。

その後、同じエギで1匹だけイカが釣れた。アオリではなくコウイカである。

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岸壁に落としたとたんスミを吐いた。

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この後、暗くなるまで粘ってみたが釣果はこれだけ。暗くなったとたん強い風が吹いて釣りどころではないのである。

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さっそく料理。

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外套膜の中にこのような甲が入っているのが特徴だ。しかもスミ袋が大きい。この手のイカはスルメイカのようにワタは大きくない。

焼いて食べる。ウマい。が、アオリイカには及ばない(アオリイカのほうがだんぜん美味い)。

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食後は暖炉囲炉裏で楽しむ。大きめの薪はバルコニーに置いてあるので、それと木工端材とを織り交ぜて燃やすと火の保ちがいい。直の炎なので小さな炎でも近づけば温かいし、遠く離れてもほんのり温かさがやってくる。この感覚は薪ストーブでは味わえない。

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