クリンソウその後


前日、布団を干したせいか寝苦しく、明け方3時におきて新品のプリンタースキャナの設定をする。2万円代の製品なのだけれど性能は驚くほど向上している。とにかく速くて静か。前のプリンタは印刷時に心臓に悪いような物音がしたからね。それにコピーがさっとできるのがありがたいし画像もシャープだ。最近、近所の方々にコピーを頼まれたりすることが多いんだよね。しかし、機能が複雑に進化していて、マニュアルを読み込むのが面倒。前のプリンタを買ったのは2000年、もう5年も前のことだものな。パソコン進化の過程で5年といえば大昔だ。

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そのまま食事もとらずに草刈り。畑だけでなく、水路わきやイノシシ柵の外や石垣付近も少し刈る。汗だくでシャツから汗がしたたり落ちる。パンツまで全部着替えて、再びパソコンに向かう。ところで草取りといっても、相変わらず畑は草だらけに見える。ようするに、地面が露出しない程度に草は生えているけれど、目的の野菜の成長を阻害するもの(あるいは阻害するようになったとき)を刈っているのである。

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この刈った草は地面に伏せられ、そのまま朽ちるにまかせる。根っこの部分は残っている。だから、また刈った切り株から芽を出すものも多い。とにかく今の季節、これでもかというほどに草が生えてくる。それを地面に重ねていくと、前の枯れ草の上に厚く堆積し、地面が見えなくなってくる。

土壌消毒をした畑や、徹底して草取り(「刈り」ではなく根っこごとむしり取る)している畑とウチの畑とは、かなり性質のちがうものだ、ということがこの草刈り作業ではっきりわかる。それが本当にいいことなのかどうか? 少なくとも、この方法でもできる野菜がある、ということは確かなのだ。

お隣のイタルさん宅で屋根の塗装業者が来て、コンプレッサーのエンジン音がうるさい。午後から町に出ることにした。イタルさんちはアトリエとほとんど同じ規模の養蚕農家型の古民家。屋根は「手入れせず30年は保つ」というふれこみでガルバ鋼板の瓦パターンの屋根に変えた。ところが、業者に勧められて補修と塗装の塗り替えをやることになったそうだ。値段を聞くとかなり高い。僕らの屋根は自分たちでやるしかない。

「もういくらも生きねえんだから、いいって言ったんだけれども」「じゃ、もっと長生きしなきゃいけませんね」
「ははは、ナスとキュウリはあるかい?」
というわけで、また野菜をゲット。僕らのかけだし山暮らしは、こんな近隣の人々の温もりで成り立っている。

高崎市立図書館で建築関係の資料探し。鬼石町民はここでは直接借りることはできないのだが。帰りにPCソフトの教科書、布、漬け物樽、などを購入。クリンソウが種を結んだ。敷地に湿地がある方、増やしてみませんか? 種おわけします。

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