連載ラフの帰りまで間ができたので赤城の温泉に行き、新田町の「ジョイフル本田」で１１月の個展の額を探した。ここの画材部門「ART&CRAFT JOYFUL-2」の店内には、実に多彩な額がそろっている。新宿の「世界堂」を凌ぐ品揃えと安さかもしれない。安いといっても、天然木を使ったものがかなり見つかる。以前は水彩画に似合う額はどこでも非常に品揃えが悪かったが、今は円形額まで見つかるほどだ。その中から良さそうなものを見つけて５点ばかり買った。
個展のさい以前は木工家の方に特注でオリジナル額をつくってもらっていたのだが、もう時間もないし、今回は市販額を使ってみようと思う。人物を描きたい思いがずいぶん前からつのっていたので、そんな新たな絵（水彩になる予定）をこの中に入れたい。
温泉は赤城山麓にある旅館「忠治館」へ行った。もちろん天然温泉で値段は500円。野趣あふれる露天風呂が良かった。しかも露天はちょうど空いていて僕ら独り占め。こんな温泉がごろごろあるのが群馬だ。本当にここは温泉天国、いい湯だった。
ところで、群馬に来てまだ１年。新参者の僕らがなぜこのような情報にたどり着き、さっと行けるのかというと、ネットとカーナビのおかげなのである。「さて今日は・・・」と思い立ったときGoogleで「日帰り温泉 群馬」と入力するとゾクゾクと情報が出てくる。そこで買い物場所に近い地点の候補地を検索し、さらにネットのHPなどを探って吟味し、電話番号を控える。
電話するわけではないのだ。この電話番号を今度はコペンのカーナビに入力すると、目的地がセットされるのである。コース上の交差点の曲がり箇所まで音声案内で誘導してくれるのだ。したがって運転のストレスはほとんど感じない。僕らは車内でCDを聴いたり個展の打ち合わせをしたりするうちに、温泉に着く。
コペンは車体が軽いので加速が良く、コーナリングがシャープで、ブレーキが非常に良く利く。夜のライトも明るくフォグランプを点けると昼間よりも運転しやすいくらいだ。「狭くて辛いのではないか」と購入前に心配していた思いは全くの杞憂だった。むしろ車との一体感（空中を浮遊して自由に動いているかのような感覚を持つことさえある）がすばらしいのである。
で、今日はジョイフルでコペンの洗車用のブラシを購入しました。一番安いやつだけど。