ご近所のY先生の奥様が「ららん藤岡」で野点をやっているので遊びに行った。座れないほど盛況で、先に昼食をごちそうになってしまった。ここは大きな広場の周りに環状に店舗が並んでいて、中にある「花の交流館」にカフェ・ラパイユという軽食喫茶があるのだが、ここのカレーが意外に美味しいのだ。僕らは先日東京で裏切られたカレー屋の不味さのネタで、その後またまた盛り上がってしまったのだった。
Y先生の奥様は野点を通じて茶を広く普通の人にも楽しんでもらいたいという考えをお持ちのようだった。準備からすべてお仲間たちとのボランティアでされているという。やりにくい場所ながら、横置きのタケに穴を開けてシャガという野草を生けたりと、いろいろと工夫されていてた。
花の交流館で8月下旬にY先生の奥様と僕らの個展を開催する予定なので、展示会場を見にいった。地元の版画作家の遺作展が行なわれていた。あらためて眺めると、かなり大きなスペースである。空間的にも面白い。ここではアトリエ敷地での花のスケッチを飾ったり、『現代農業』で連載した「山暮らし再生プロジェクト」の原画を展示する予定である。相方は動物シリーズの布ものマスコットなどを準備中だ。