埼玉県滑川町にある国営武蔵丘陵森林公園で行なわれた「夢プラン 21世紀 きらり☆夢コンサート」に出演してきた。きっかけは企画者のTさんが僕らのCDを聴いてくれたことによる。TさんがCDに出会ったのは、鶴ヶ島で行なわれた僕の講演でだった。このコンサートは今年で3回目だそうで、環境や福祉をテーマに、音楽から朗読、踊りなど様々な、プロ・アマ混交の、個人・グループの出し物が演じられる。
会場は広大な面積をもつ国営の森林公園。そこの「雅の広場」という野外ステージで、僕らの出番は昼頃の予定だったが、前の出演者が到着しないということで早い時間に繰り上げになった。僕らはオカリナのグループの次だった。20分で持ち歌を構成してほしいということだったので、タマリン紙芝居のテーマソング2曲と「この町で」。その間に「故郷」と「七つの子」をはさんだ5曲を歌った。
オリジナルはともかく、この中で最も難易度が高いのは4曲目の「七つの子」だ。この曲の作詞は野口雨情で、シンプルながら深みのある歌詞がなかなかいいのだが、その伴奏ではギターのコード・ソロっぽいフレーズを、イントロ・エンディングと間奏にアレンジしているのだ。それが前回の「ななくさの庭」のライブではけっこうトチったりして恥をかいたのだった(泣)。
今回は山梨の旅から戻ってすぐに猛練習に入り、入念な仕上げをしておいたのでなんとか弾ききった。しかし、SHIZUKUの演奏前の紹介で
「全国を演奏活動で回られている、プロとしてCDも出されている、すばらしいグループでございます」
なんてアナウンスされて、かなり焦って冷や汗モノであった。僕らのときは観客が少なくて残念ではあったが、他の音楽系が2グループ(ジャズとラテン)が出ていて、勉強になった。
しかし、なんで僕が絵と文と間伐と山暮らしの他に「音楽」までやらにゃいかんのか? と言われると・・・。
1)ギターが大好きで手放せない一部分だから。
2)自分の中には言霊や音の奔流もあって、創作で吐き出したいから。
3)音楽による表現でしか伝わらない何ものかがあるから。
そして
4)相方の歌手としての声が非常に良い。さらに僕との声の音域と質のバランスが良いから。
6月の高崎の個展&ライブまでに新曲を2曲つくらねばならないのである。大変なのである。畑も忙しくなってきたし・・・。